女流の里見四冠が昨日行われた棋王戦トーナメントで本戦出場を決めた。これによりプロ四段になれる可能性が出てきた。直近の公式戦を十勝四敗としプロ棋士編入試験の資格を得たためだ。
将棋と碁ではプロの資格に違いがあり、将棋は奨励会三段リーグを勝ち抜いてプロの四段になれる。今まで女性でこの三段リーグを抜いてプロ棋士になった女性は居ない。女性のプロ将棋棋士は全て女流のプロ棋士で男性のプロ棋士とは資格が異なっている。今回の快挙で里見女流四冠に別ルートではあるが将棋プロの道が開けた。まだプロ棋士編入試験を受けるかどうか意思表明をしていないがぜひ挑戦して欲しい。
ちなみに碁の女性棋士はまったく男性と同じ条件でプロの資格を得ており、女性でも男性でも同じ段位なら同格になる。
なぜ将棋と囲碁で女性の力に差があるのかは諸説あるようだが定説はない、空間認識能力の差だろうか?。