藤井王位が王位を防衛した。三年前までは豊島九段を苦手としていたのだが、今や逆にカモにしている。豊島九段だけでなく、二日制の対局では向かうところ敵なしと思う。
もう二十年くらい将棋の実戦からは遠ざかっていたのだが、三年前からK氏とほぼ週一回将棋を指すようになった。四枚落ちで二年八か月、四か月前から二枚落ちで指している。四枚落ちよりも二枚落ちの方が面白い。二枚落ちだと時々考えないと勝てない。まだ六四で私の方がやや分がいい。七十過ぎて三年間で四枚落ちから二枚落ちに腕を上げるのはどうなのだろう。大したもののような気がする。何といっても飽きないで続けただけでも凄いと思う。
藤井王位については何回も書いているが、一体どれだけ強いのだろう。藤井王位は有利になったら勝つ。逆転のゲームと言われる将棋なのに、逆転勝ちはあっても逆転負けは殆んどないのだ。高齢の自分は見届けることはできないが、一体どんな記録を打ち立てるのだろう。