高齢者否中年でも階段で転び転落する人が居る。軽度の打撲で済めばよいのだが、酔っていたりすると最悪打ち所が悪く亡くなる人も居る。骨折も多く、あとあと色々難渋する。そのために自宅の階段には手摺りをお勧めしているのだが、せっかく取り付けた手摺を使わない横着者がいる。先日も階段から落ちて、おでこに擦り傷を作った六十過ぎのおばさんが受診した。すたすた歩ける元気な人なのに手摺りはないのと聞いたら、ありますよでも両手に荷物を持って降りたのでバランスを崩し最後を踏み外し顔面制動になったらしい。「バカ」と旦那の同情はなく、踏んだり蹴ったりの様子だった。大怪我をしなくてよかった。
我が家ではちょっと重い荷物は私が運ぶことになっている。時々面倒なので両手に持って昇ることがある。馴れている階段でも稀にふらつくことがありおっとっとをしていたが、これからは荷物は一個にして片手を空けるようにしたいと思う。昇る時よりも降りる時の方が危ない。