駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ラオスに一体何があるというんですか

2023年02月19日 | 

             

 

 時々覗くブログで村上春樹の「ラオスに一体何があるんですか」を知り、早速購入して読んでいる。本当は一気に読めるのだが、子供が美味しいケーキを少しづつ食べるようにゆっくり読んでいる。村上春樹は読める作家で多分著書の十分の一くらいを読んでいる。

 唯、最近の作品特に小説には食指が動かず読んでいない。小説よりも紀行文が好きで、雨天炎天などは何度も読んでいる。久しぶりに「ラオスに一体何があるんですか」を読んで懐かしい感じがした。懐かしさは昔読んだせいかほぼ同年代のせいか、たぶん文章の力だろうと思う。

 村上春樹は広い世界を知っている。ギリシャ、イタリア、イギリスやアメリカには住んだこともある。はっきりした個性はあっても視野は広く、世界と人生を文章にする力を持っている。ハルキストなどというのは浅薄な括りに感じる。好きな人が数多く居るとどういうわけか貶す人が出てくる。

コメント
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