駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

呆けない工夫?

2019年03月15日 | 小考

      

 

 昔、裏番組を見ると頭が痛くなるというテレビ放送があった。実際に頭が痛くなることはなかったと記憶する。しかし今はインターネット情報を読んでいると頭が重くなることがある。それなら読まなければいいと言われそうだがパソコンを立ち上げるとどうしてもあれこれ見出しが眼に入ってきて、つられてクリックすることが多い。見出しが読んでみたくなるように工夫されているからだ。 

 これからはクリックする時は出何処を確認して屑情報を避けたいと思うようなった。幅広く多彩な情報をという心懸けからは外れるが、視野の狭い悪口雑言を読んでいると頭が曇ってくる。続けていると頭が悪くなるような気もする。呆け始めているのにこれ以上頭が悪くなっては仕事が出来なくなる。

 私には紙に印刷された活字とBS放送が向いていると感じている。BSの英語放送には私のように聞き取りが不十分な人間のために何と言ったか文字が出てくるものがある。時々なるほどと聞いている。しかしまあメイ首相は何とも大変な役割を引き受けたものだ。二年で五年分老けた、幸い皺は増えたが美しさの片鱗はちゃんと残っている。

 ブレグジットの難航は混迷というよりは民主的な手続きの実際というものだろうと観測している。これだけ厳しい仕事が遂行できる政治家は少ないだろう、トランプなら間違いなく人のせいにして投げ出している。

 料簡が狭いかもしれないが本当に美味い店というのは親友にしか教えたくないと言う気持ちがある。片山杜秀さんは掘り出し物のつもりでいたが、ちょっと注目されるようになってきた。氏の平成精神史を平成を振り返る一冊に挙げておきたい。

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