日中暑いのは何とか耐えられても、夜蒸し暑いのは敵わん。それは暑いのに適合しているはずのアフリカ系アメリカ人でも同様のようでIn The Heat Of The Night(夜の大走査線)を思い出す。ロッドスタイガーとシドニーポアチエが共演、往年の映画ファンには懐かしい作品で、背景の主役は夏の夜の暑さだ。
「おい、見たか、良かったぞ」と声を掛けてくれた同級のH君は一昨年悪性疾患で亡くなり、思い出すと何とも言えない気持ちになる。
昨夜も蒸し暑く寝苦しく、今朝はちょっと寝過ごして医院に到着したのが八時過ぎだった。既に看護師のTが入り口を開けてくれていて、患者さんを待たせたことはない様子だった。
患者さんと「暑いですね」と声を交わすが、次いで「被災地の人はたまんないでしょうね」と続く。想像しただけで大変、それが現実となれば大変を通り越し苦しいだろうと思う。何にもできないので些少の義援金を医師会から送らせてもらった。