駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

令和天皇誕生日

2023年02月23日 | 世の中

             

 

 今日は天皇誕生日。昭和平成令和の三時代を生きて、今も四月二十九日の天皇誕生日が一番しっくりする。四十数回の経験の多さもあるがそれよりも幼少から青年期まで多感な時期だったせいだろうと思う。

 誕生日は選べず、甥は二月二十九日生まれでやがて還暦なのにまだ十九回しか誕生日を迎えていない。今の若い人に天皇誕生日が休日以上の意味合いを持つかどうか知らないが二月二十三日は時期としてはどう受け止められているのだろう。自分の仕事の都合からは平成の年末より今の方がいくらか助かる。まあこんなことを書くとけしからんと言われるかもしれない。

 二月二十三日というと北国でもどこか春の気配があるだろうと思う。私の地域では梅が満開だ。

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居なくなる武士

2023年02月22日 | 小考

              

 

 日本史にも疎く碌な知識はないが、千年と変わらぬ日本の物事の中で武士道は消滅しつつあるのではと感じる。呉座勇一さんの「応仁の乱」を読んで、今の日本と似ているなあほとんど変わらないのではないかという感想を抱いたのだが、唯一いつ頃生まれたのかよく知らないが武士道の精神は絶滅しつつあると観測する。便宜に流され無定見付和雷同の同調圧力に浸食される日本の21世紀に見えるのは目の錯覚か。「半藤先生ぞな、もし」と聞きたくなる。

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電撃訪問

2023年02月21日 | 世界

               

 

 バイデン大統領がキーウイを電撃訪問した。中々やるなあ、さすが情報管理ができている。プーチンロシアへの強い牽制にもなるし、秘密保持力と決断力を示している。

 プーチンロシアにはボディブローが効いてきているはずだが、狡猾狂暴なプーチンだけでなく背後の鈍く忍耐力のある国民性にも注意が必要と思われる。政治的な発言はしないものかもしれないが、ロシア政治の専門家だけでなくロシア文学者の意見も聞いてみたい。

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懐かしい思い出

2023年02月20日 | 人生

         

 

 若い人には分からないことだが、年を取ると父母の生きていた子供の頃を頻繁に思い出すようになる。芥川龍之介はトロッコの中で、子供の頃の記憶が薄れていくように書いているが、それは芥川が還暦を越えることなく亡くなったからだと思う。

 七十五歳を過ぎてますます鮮明にますます懐かしく子供の頃の風景、父母の姿を思い出すことだ。

コメント (2)
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ラオスに一体何があるというんですか

2023年02月19日 | 

             

 

 時々覗くブログで村上春樹の「ラオスに一体何があるんですか」を知り、早速購入して読んでいる。本当は一気に読めるのだが、子供が美味しいケーキを少しづつ食べるようにゆっくり読んでいる。村上春樹は読める作家で多分著書の十分の一くらいを読んでいる。

 唯、最近の作品特に小説には食指が動かず読んでいない。小説よりも紀行文が好きで、雨天炎天などは何度も読んでいる。久しぶりに「ラオスに一体何があるんですか」を読んで懐かしい感じがした。懐かしさは昔読んだせいかほぼ同年代のせいか、たぶん文章の力だろうと思う。

 村上春樹は広い世界を知っている。ギリシャ、イタリア、イギリスやアメリカには住んだこともある。はっきりした個性はあっても視野は広く、世界と人生を文章にする力を持っている。ハルキストなどというのは浅薄な括りに感じる。好きな人が数多く居るとどういうわけか貶す人が出てくる。

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