京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

火入れ

2021-03-10 15:29:54 | 登り窯(玄窯)
登り窯に火が入りました。


この少し前のお話に戻りましょう。
窯詰めがすべて終わり、道具を片づける頃、
薪を登り窯の前に運んでおきます。

どやぁ・・!力持ちだろう?(笑)
実際には、一輪車って
取っ手を持ち上げる時は力が必要ですが、
運ぶ段になると、ひじは曲げず、
まっすぐにして前に進むと
グラグラもせず、余計な力もいらない。

ま、コレは詰みすぎですが(笑)

さて、火を入れましょう。

お灯明に火をともし、
そこから火をもらいます。


そして、登り窯の焚口に点火。

そこそこ炎が大きくなったら、
皆で柏手を打ち、火の神様に
何やらごにょごにょお願いし(心の中で)、
もう一度柏手を打ち、おしまい。

次世代が「チチンプイプイのプイ!!」と、
火の勢いが出るようおまじない。



そのおかげで、火ぼーぼー!
というのはウソですが、
火が入ると、窯の中は階段状、
煙や暖かい空気は吸い込まれてゆき、
最初こそは少々煙たいですが、
空気が動くので、火の勢いは
自然とよくなるのです。
でも、その心意気、ありがたく頂くゼ!

さて、今日は窯をゆっくりと温める日。
とは言えど、しょっちゅう薪をくべに行くので
じっくり座って仕事、、という雰囲気でもなく。
なんだか慌ただしいです。

明日は本番の様子をお届けできる。。
・・かと思いますので、お楽しみに。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n03ce060478e7

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする