京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

窯焚きの様子

2024-01-29 15:48:02 | 気になるコト
こんにちは。
今日は、いつも窯詰め、窯出しの様子しか
お見せしていないので窯焚きの様子を
お伝えしようと思います。


朝日焼の窯は、
薪で焚く登り窯・ガス窯・電気窯の
3種類あり(窯の数はまちまち)、
電気の窯は主に素焼きに使われ、
ガス窯は、体験の作品や、
窯の作品(御本手)焼成に使われ、
登り窯は、展覧会用の茶道具(鹿背・紅鹿背)や、
月白釉、伊羅保釉(いらぼ)などの
作品を焼くために使われております。

さて、今回はガス窯の様子です。


棒の長さが=窯の分厚さ。

見えにくい写真で申し訳ないですが、
この動作は、キチンと還元が
かかっているかチェックするために、
蓋をしている棒を引き抜いている所です。


ぼーぼー
(見えてへんて)

窯には、上段と下段に穴があり、
蓋の棒を抜くと、どちらからも、
ぼーぼーと活きの良い炎が空気を求めて
外に出てくることが望ましいです(還元焼成)
(窯の中の空気を使い切ることで、
粘土や釉薬の中に含まれる空気も使い果たし、
それによって起こる化学変化で
色を出すのです)

その様子を記録として残すワタシ


地味な作業(笑)

時間と温度、ガス圧を付けております。
次回に活かさなくてはね。

この写真の頃は、還元から酸化へと転じ、
一分間に何度上がっているかチェックしている時、
もしくは、もう窯が終わる直前の書きこみ。

ガス窯は、
大勢で力を合わして焚く登り窯と違い
一人でガス圧を上げ、一人で
(一分間に何度上がっているのか)計算をし、
窯が無事焚きあがっているか、
一人でヤキモキして焼成いるのです(笑)

明日も御本手の窯を焚きます。
一人で、ヤキモキして。
それではまた明日!
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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