京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

南禅寺

2021-10-15 16:04:29 | お出かけ
皆様ご存知『南禅寺』です。

ん?知らんがなって?
同じ~(笑)

以前書いたかもしれませんが、
泉屋博古館に行く道中に立ち寄りました。
南禅寺は、臨済宗(りんざいしゅう)で、
「不立文字・教外別伝」といわれており、
教えの外に体験によって別に伝えるものこそ
禅の神髄であり、お経の文字を離れて
ひたすら座禅をすることによって
釈迦と同様な悟りを得なさい。
という教えだそうです。

それって、自分自身の在り方なので、
一番大変な教えかもしれない・・。

それはおいといて。(笑)

写真は、南禅寺の三門から本堂へと続く境内。
人がいない時だったので、
美しい庭がさらに美しく見えます。
青葉の頃の三門でしたが、
これからはモミジが紅葉するので、
さらに美しさが増すことと思います。

思わず佇んで
周りを見渡したくなる気持ちが分かる。

行ってみたいな紅葉の頃の南禅寺~♪(笑)

瓦が開発されて、木の建造物の上に使われていて
日本の景色を作っていてよかった~。

しかし、お寺などが作られた時は、
着色され、瓦もピカピカだったと思うので、
今、我々がイイと思っている鄙びた感じではなく、
どどーーん!ビカ――ン!!という、
これでもか豪華絢爛!!という建物だった
と思います(平等院が綺麗にされた後の、
ド派手なのを見るとつくづく思います)

んー?何が言いたかったのだっけ?
京都、これから美しくなります。
油断せずに訪れてみてくださいね。
そして、写真を見せてください。
ココで使いますから(笑)

同じく煉瓦作りが美しいインクラインも
ゆっくりと歩くのも素敵です。

まぁ、トンネルの中を歩くと、

このように、強度を増すために
ワザとねじって詰まれているのが見え、
私は酔うのですがね(笑)

貴方はどうでしょう?教えてください。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/nc1f33594ca6e
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯道具片付け

2021-10-14 15:43:00 | 気になるコト
窯が終わったら何が待っていると思いますか?
窯場からカンカンと言う音が聞こえてきます。
覗きに行ってみましょう。

カンカンカン!ザッザ・・


道具の手入れでした~。
はっきり言って道のりは長い。

4部屋分の棚板と道具。

少ないように思う?
例えば、登り窯の一部屋分だけで考えても
棚板が4枚×5段 + 5枚 + 5枚×5段。
それぞれの棚に入れられる茶碗などに使われる
道具類が1枚に棚板につき、約6個。
なので24個×5段分 + 25個 + 30個×5段・・

気が遠くなってきた・・
そんな重くて膨大な量の道具類を
黙々と綺麗にしてくれているのは新人ちゃん。

ニッコリ笑顔で迎えてくれました。


ん?パイセン(私)は見てるだけー。
ひどい!(笑)

彼女、仕事早いから、
もう登り窯の分が終わりそうです。
ありがとう。コレで次も気持ちよく使える。
地味な仕事ほど大切。

さて、怖いパイセンは釉掛けをしてきます。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/ne9245c05a003
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登り窯準備

2021-10-13 15:56:14 | 登り窯(玄窯)
窯が無事終わり、今は後片付けに入っております。
が、今日は少し巻き戻してお話を。

窯詰め最終日のお話です。


穴窯2の間を詰めている最中。

ヒモ作りが格段に上手になった新人ちゃん。
細いのも太いのも自由自在。
一定の細さで、使いやすい長さのひもを作るって
案外難しいんですよ?知らんかったやろー(笑)


この部屋、最後は狭い場所に大きな棚板を
腹筋だけで支えて組まなくてはいけないので
なかなか辛い部屋。
そして準備最終日の疲れマックス・・。
ヤバいでマジで。(笑)


登り窯の扉の反対側。
小さな扉からの風景。
こちらも、窯詰めが行われておりました。

そしてヘトヘトの最後には
お灯明から火を貰い窯に火が入ります。



この瞬間がないとやってらないし、
イイ窯じゃないと疲れ倍増。
今回は・・イイ窯だったのでチャラです。
あーよかった。

明日は、窯道具の片づけ風景を
こっそりお送りいたします。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/nc74e9d983240
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯出し

2021-10-12 17:27:58 | 気になるコト
念願の窯出しです。

待った?
『別に待ってない』って言わないの!!


写真は、登り窯の台車。
登り窯は、横から扉を開けてゴロゴロと
台車を移動させます。中に入って
棚を組みながら詰めることはありません。

そして、玄窯(げんよう。登り窯の名前)の
前部分は、実は穴窯の形になっており、
台車は油圧式の機械でせり上がります。

ね?地下。
上の方に見えている顔が地上(笑)


台車がゆっくりと上がります。




ね?(分かり辛い(笑))

* 穴窯と登り窯の違い *
『 登窯は多くの作品を詰め、
焼成室ごとに違った雰囲気の作品をとります。
それに対して穴窯は単室なので、
少ない作品かつ作りたい方向性を絞って焼きます。
また、登窯は作品全体の事を考えますので、
ある程度の焼き上がりで火を止めます。
いっぽう穴窯は単室ですので、
納得いく焼き上がりを得るまで焼き続けられます 』

へー。知らんかった~(笑)

構造的に、穴窯は半地下、もしくは地面の下
登り窯は台車が完全に地面の上。
と言うものだと思っていました。
窯の焚き方も、朝日焼の玄窯は
大焚口もありますが、
それぞれの部屋の薪を入れる穴があるので
・・色々あってみんないい。という事に(笑)

窯出しの話です。
前日扉を開けた時は、いい色の作品が
あまり見えなかったので
チョットがっくりしていたのですが、
開けて見てびっくり。
とてもいい上がりの茶碗がザックザック。
コレでこれから続く展覧会は安心。

はーよかった。
美味しいコーヒーゼリーを買って帰ろ。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n959204d9eb2a
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯出し準備

2021-10-11 15:56:50 | 登り窯(玄窯)
窯焚きが終わり、次の日は一日冷まします。
しかし、窯の扉を閉めっぱなしだと冷めない。
そこで、昼過ぎあたりに電熱対(でんねつつい)
(デンツイと呼んでいます。温度計の事です。)
を抜き(折れやすいので細心の注意を払って)
扉と薪を入れる穴も栓を取り開けていきます。

電熱対(朝日焼内の通称デンツイ)

その後、窯の扉を開けます。

ぶわっと熱い風が吹き出してきます。
しかし、今回の窯はとても早く終わったので、
結構冷めています。
なので、もう少し開けておきましょう。

ガバっ。
(あまり暑いときに開けて、
冷たい空気に急激に触れると
割れますので本当はやっちゃダメ)

そして、今日窯出しです。
結果が聞きたい?イイ窯でした。
ほっと安心。
この模様はまた明日。

それでは重い体にムチ打って
窯出しのその後を方つけてきます。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n4eda0c45bb89
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする