『天野勝利』・・・。“てんから”もしくは“テンカラ”を嗜好する釣り人でこの名前を知らない人はおられないのではないかと思えるほどの、この世界の重鎮です。一本の竿に一本の糸、その先に毛鉤を付けて釣るのが“てんから”もしくは“テンカラ”と言われる釣り方です。僕が“てんから”と平仮名で書いている方は毛鉤を積極的に動かして虫に見せかける、いわゆる“伝統的”な釣法を指します。兼ねてからこの釣りに興味を持ち、そしてそれを目指して来た僕ですので、昨年天野氏の門戸を叩きました。そしてその凄さに感動し、今年も僕らの会の会員の小次郎氏と共に行って来ました。目の前で繰り広げられる荘厳とも感じられる釣技に二人は感動の渦に飲み込まれていました。彼の釣りはフライ・フィッシングやテンカラのように「natural drift」させるのではなく「natural live insect」。要は毛鉤を操ってまるで生きた昆虫のように見せかけて魚を騙して釣るのです。よって釣り人の毛鉤操作の上手・下手がモロに釣果として現れます。だから面白いのです。誰がやっても釣れてしまう釣りは面白さがありません。
僕も改めててんからに精進してみたい気持ちになりました。
僕も改めててんからに精進してみたい気持ちになりました。
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