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前回までのアラスジ
グルテンで始めたタイリクバラタナゴ釣りの二時間トライアル。グルテンで手荒れが発生したため餌を黄身練りに変更しました。それまで束くらい釣れていたタイリクバラタナゴがいきなり半減。黄身練りの場合、工夫出来る部分が少ないので限界が見えてしまった。
ということで、今回から餌をアカムシにしました。その昔、タナゴ釣りで通っていた霞ヶ浦には僕にタナゴ釣りのノウハウと楽しみ方を教えてくれたお師匠さんがいます。その人はなんと20年以上、毎日霞ヶ浦で竿を出していた人です。20年間ほぼ皆勤賞だそうです。台風の日くらいは釣りは休みかと思ったら、なんと台風の日はカネヒラ釣りには絶好の日並なのだとか。僕はカネヒラは嫌いなので詳しく聞きませんでしたが、台風の日は場所さえ知っていればカネヒラは爆釣間違いなしなのだとか。とにかく20年も毎日釣りしてるのですからタナゴ釣りの知見は半端ではありません。その人が選んだタナゴ釣りにもっとも適した餌・・・それがアカムシです。ただ、彼の場合はメインは在来種狙いです。タイリクバラタナゴは眼中にありません。『タイリクバラタナゴは在来種を狙ってれば外道で釣れちゃうんだから敢えて狙う必要はない。』とは彼の弁。でも、実際彼の後を追い掛け回してそのテクを見せてもらっていた頃は、外道と言いながら結構タイリクバラタナゴを釣っていました。それも小さいのは2㎝くらいのも釣っているのを確認しています。“アカムシでもあんな小さいのが釣れるんだ”と驚いたのを覚えています。で、僕もその頃はアカムシだけを餌にしていたので分かるのですが、タイリクバラタナゴにアカムシはかなりきついです。大型にはいいのですが、小型のタイリクバラタナゴは口が小さいので鈎まで口に入れるのは至難の業なのです。でもお師匠さんは2㎝以上あれば普通に釣りますので、僕も何度かチャレンジしたことはあるのですが、とても低技術の僕が真似が出来るようなモノではないと悟りました。でも、グルテンが手荒れして駄目で黄身練りは限界を感じてしまった今、あの業が出来ればと思い始めたのです。
そこで、2011年を最後に辞めていたアカムシを餌にタイリクバラタナゴにチャレンジしてみようと思いました。僕が釣っている釣り場は3~4㎝がメインですので2㎝が釣れる方法であればまったく問題なく釣れるはずです。でも、お師匠さんの神がかりしたような釣りが出来なければ満足な結果は得られないわけですが、それでもそういう釣りを目の当たりにしている僕ですからまったく0からのスタートではありません。つまり訳が分からない状況でのスタートではないわけです。あの頃お師匠さんに見せてもらった釣り、教えていただいた理論、それらを僕の体が表現してくれれば練り系の餌にも負けないくらいの釣りは出来るはずです。
そんな事を考えてこれからしばらくアカムシ餌でタイリクバラタナゴを狙ってみようと思います。まずは修・破・離の修をしばらく続けてみます。新しい物事を始める時に一番大切なことと思っています。
その第一弾が今回です。ただアカムシを付けた仕掛けを放り込んでも魚信はまずありません。せいぜい釣れてもモツゴや鮒などの外道ばかりです。アカムシ自体に集魚効果はありませんので、テクニックだけで魚を集めなくてはならないことを思い出しました。初っ端から壁に突き当たりながらもとりあえず完全ボーズでなかった(24匹)だけでも・・・ホッとしております。
今回初めたアカムシ・タイリクバラタナゴ釣り。釣りの技術は当然ありませんが、小さなタイリクバラタナゴの口。そこに入らないくらいのアカムシを咥えさせ、思いっきり突っ込んで鈎に掛ける。そんなこの釣りがつまらないはずはありません。魚は連れませんが面白さは倍以上です(笑。
アカムシ・タイリクバラタナゴ・・・・練り系の餌に比べて釣果は半減してますが、楽しさは倍増です。
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