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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イボクサ または 夜這いツユクサ

2024-10-07 07:00:00 | みんなの花図鑑

「イボクサ(疣草、Murdannia keisak)は、ツユクサ科イボクサ属の一年生植物。東アジアの湿地に生える雑草で、水田では畦によく出現する。」(wiki)



典型的な「水田雑草」のひとつで、水田とその周りにたくさん生えています。水深の変化に柔軟に適応でき、完全に水没しても大丈夫です。またある程度の乾燥にも耐性があり、土が乾くと葉を折りたたむようにして耐え忍びます。
(野田市「イボクサ(疣草)(ツユクサ科 イボクサ属)」)



「ツユクサを小型で細くしたような植物で、茎は横に這い、枝分かれする。節ごとに葉がつき、根もしばしば出る。葉は基部が葉鞘になり、先端の葉は線状楕円形。」(wiki)




8月から10月頃に、葉のわきから直径1.2センチメートルくらいの薄紫色の花を咲かせます。
「花は葉腋や茎頂に1-数個つく。淡紫色~淡紅色の3枚の花弁が目だち、数時間でしぼむ。」(wiki)




「ツユクサ科の中では、完全雄しべが2-3本、3裂あるいは矢じり型の葯をもつ仮雄しべが3本あることが特徴で、特に3本の仮雄しべが花弁に対してつくのはイボクサ属及びごく近年の(近縁の?)アンテリコプシス属のみである。」(wiki)




よく見ると花は小さいが同種のツユクサに比べて、白色に紅を差したような色合で、どことなく妖艶な感じがする。(石黒の昔の暮らし「イボクサ」)

石黒では「ヨバイグサ」と呼んだ。ヨバイは「夜這い」の意味で、繁殖力旺盛で他家所有の水田まで境の畔を乗り越えて侵入することからつけられた名前であろう。(同上)




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