アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

赤い実たち - 安城デンパーク

2023-11-16 15:00:00 | みんなの花図鑑
ガマズミ

ガマズミの学名は Viburnum dilatatumといい、ガマズミ属の代表です。
果実は核果で、9~10月に赤く熟し、霜が降りる頃になると、白い粉をふいて甘くなり、生食できるようになります。


さらに1月になると、水分がなくなり、ドライフルーツのようになります。酸っぱさも少なくなりますが、噛み応えを楽しむことができます。


白斑ミヤマガマズミ




ガマズミにそっくりの実ですが、やや大きいようです。
屋外でなく 大温室の中に展示してありました。



キミノガマズミ

赤い実ではありませんが、ついでなので「黄実の」ガマズミ。

Viburnum dilatatum f. xanthocarpum




ピラカンサ

通常ピラカンサの名前で呼ばれる3種は、トキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリの3種です。


3種のうち、中国南部原産のタトバナモドキは果実がオレンジ色であることから容易に区別できます。
問題は残る2種で、両方とも真っ赤な実をつけ、果実では区別がつきません。最近では両者の交配種も多いことから、総称ピラカンサとしておきます。


ピラカンサの実は有毒なのでヒトは食べることが出来ません。





ハナミズキ

ハナミズキは Cornus florida 。種小名の通り自生地は北米東部からメキシコ北東部です。
同属の在来種ヤマボウシは Cornus kousa

ハナミズキの真っ赤な実はおしいしそうですが、食べることはできません。毒があるという訳じゃなさそうですけど。。。果肉がないので。


同属のヤマボウシの実は食べれます。





アメリカヒイラギ ’サニーフォスター’

クリスマスの飾りに使われる葉っぱがトゲトゲしたアメリカ産のモチノキで、園芸種’サニーフォスター’ は最近日本でもよく見られます。


ヒイラギの仲間ではなく モチノキの仲間です。モチノキと同じような赤い実をつけます。




〔参考〕ヤバネヒイラギモチ

クリスマスの飾りに使われるヒイラギのような葉をしたモチノキで、別名シナヒイラギです。
一昨年11月30日 安城デンパークにて


クリスマスホーリーの名で日本の園芸コーナーに並ぶモチノキの大部分がこのヤバネヒイラギモチです。
とてもユニークな葉の形をしています。別名:チャイニーズホーリー。

”セイヨウヒイラギ”の名で売られていることがよくありますが、葉の形が違う全くの別ものです。


(葉と枝による樹木検索図鑑「ヒイラギ - セイヨウヒイラギ -アメリカヒイラギ - ヤバネヒイラギモチ」より)







オステオメレス・シュゥエリナェ


以前この樹には樹名板が付いていなく、名前を聞いたら ウルシ科のピスタチオの仲間と回答があり、訂正を求めて、この名前に訂正された曰く付きの木です。

バラ科の証拠に このようなノイバラみたいな赤い実が付いていました (´∀`)





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