アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

田んぼのあぜで咲いています

2024-04-19 15:00:00 | みんなの花図鑑
レンゲソウ



私たちはレンゲとかレンゲソウと読んでいますが、標準和名は「ゲンゲ」なんですね
ゲンゲの名は漢名の「翹揺」の音読み に由来するそうです。
マメ科マメ亜科ゲンゲ属(Astragalus






「ゲンゲは、根に球形の根粒がつく。ゲンゲの窒素固定力は強大で10 cmの生育でおおよそ10アール・1トン の生草重、4 - 5キログラム (kg) の窒素を供給し得る。」(Wikipedia「ゲンゲ」)





「ゲンゲの花は、良い「みつ源」になる。蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されている。(中略)花はミツバチがとまると自然に花びらが開いて、中の花蜜が吸いやすいようにできている」(同上)






キツネアザミ



キク科アザミ亜科キツネアザミ属
アザミ亜科の頭花は筒状花だけで構成されています、花弁の役目をする舌状花部分が無いのです。






つぼみのときのキツネアザミがたまらなく好きです(^^♪






筒状花ばかりですので頭花の外周部分の大きな花弁は無いですが、それぞれの小花には花冠がありそのなかに雄しべ筒、雄しべ筒から雌しべの花柱が伸びていきます。







オオジシバリ



タンポポに似た花は キク科タンポポ亜科のオオジシバリです。
「春にタンポポとよく似た花をさかせ、遠目には区別が付きにくいこともある。」(植物雑学事典「オオジシバリ」)
タンポポ亜科の花はすべて両性の舌状花の集合です。
中心部にある黒っぽい器官が 雄しべ筒と筒から伸びる雌しべで、その一組一組が外周に伸びる1枚の大きな花弁をもっています。






「和名は「地面を縛る」との意味。オオジシバリは畦などのやや湿った場所に生育し、同属のイワニガナはやや乾燥した場所に生育する。」(同上)






ムラサキサギゴケ



シソ目サギゴケ科サギゴケ属の植物。
「花は紫(たまに白)で、上にめくれた小さな上唇と、3つに裂けた大きな下唇の花びらからできている唇形花で、花の基部は筒状である」(wiki「ムラサキサギゴケ」)






「花は紫(たまに白)で、上にめくれた小さな上唇と、3つに裂けた大きな下唇の花びらからできている唇形花で、花の基部は筒状である」(同上)






おしべとめしべは上唇の壁に沿ってついています。上の画像ではよく分かりませんが、一番上の2つに開いている部分が雌しべの柱頭で同じ位置に左右から手を取り合っている一組の雄しべがあります。
「下唇弁の黄色い模様におびき寄せられた虫が花に頭を押しこんで柱頭に触れると、それがパクンと閉じます。この柱頭運動で、虫の運んできた花粉を確実にキャッチするようです。」(この花なんだ【トキワハゼ/ムラサキサギゴケ/カキドオシ】(すわ))
おしべは下のほうにももう一組あります。
こういうアーチを作るおしべはアゼナ科(←ゴマノハグサ科)のトレニア、ウリクサに共通の特徴のようです。




トキワハゼ



トキワハゼ(常磐爆、Mazus pumilus)はハエドクソウ科サギゴケ亜科サギゴケ属の一年草。
(サギゴケのほうは多年草でした)






ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシはケシ科ケシ属の一年草または越年性植物。





「果実が熟して乾くと柱頭との間に7 - 9箇所の隙間ができ、長い茎が風に揺れることでこの射出部から種を地面に落とす(風靡散布(ふうびさんぷ))」(wiki「ナガミヒナゲシ」)







キュウリグサ



キュウリグサはムラサキ科の野草(ウィキペディアには「ムラサキ科キュウリグサ属の雑草」と書いてあります)





「園芸植物としても知られるワスレナグサとは近縁で、花や花序の姿がよく似ているが、ワスレナグサの花の直径が1cmほどであるのに対し、キュウリグサの花ははるかに小さい。」(wiki「キュウリグサ」)







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