キク科のアザミ亜科のノアザミです。
キク科の花は、小さい花が多数集まって1つの花序をつくっています。大きな花をつくるもとになる小さな花を小花(しょうか)とよんでいます。 キク科の花序は散形花序といって、花軸(かじく)の上が平らになった花床(かしょう)の上に小花がびっしり並んでいます。
キク科の頭状花序をつくる小花には、筒状花(管状花)と舌状花の二種類があります。「ハハコグサは前者のみで花ができており、タンポポは後者のみで構成される。ヒマワリの花では、周囲を舌状花、中央を筒状花が占める。」(wiki「キク科」)
「アザミ属の花は虫媒花で、(中略)頭状花序は多数の筒状花からなり、多くの種で、一つの筒状花は中心に細長く伸びるめしべとそれを筒状にすっぽり包むおしべを備える。」(wiki 「アザミ属」)
ところで、 ノアザミの雄しべはいつも花粉を出してはいないという話があります。
訪れた虫が ハチなどの送粉昆虫だと、花粉を出し、それ以外だと 出さないというのです。(主に、ブログ身近な自然を撮る「ノアザミ(野薊) 訪れる虫たち」を編集)
wikiにも同様の記述があります。
「虫が花に止まるとおしべがひっこんでめしべと擦れ、花粉が外にかき出される。」(wiki 「アザミ属」)
「ノアザミの筒状花は、虫が乗ると重みで曲り、すぐに花粉が押し出されてきます。虫が来た時だけ確実に受粉できるようになっているのです。この時期の雌しべは未発達で自家受粉しないようになっています。」(MORI MORI KIDS「ノアザミ」)
アザミの筒状花の雄しべは5本ですが、その葯は合生して円筒(葯筒という)になっています。 雌しべの花柱はその中を通り抜けて上へ突き出しています。 虫が乗ったりすると、刺激で雄しべの花糸が運動をおこし、弓形に曲がるので葯の筒が下方に引き込まれ、その結果、雌しべが花粉を押し出すのです。(皿倉山ビジターセンター > >博士の自然講座 (トップ)>森の不思議 第8話 「アザミの花粉放出の巧妙な仕掛け」を編集)
ところで、 アザミには 小花に来る虫だけでなく、色んなものをとどめる力があるようです(^^
花序を全体で下から包んでいる萼片のようなものを「総苞片」と言います。 苞というのはつぼみを包む葉の変形した器官のことです。 キク科の場合、 たくさんの小花を一括して包むから「総苞」なのです (^^)/
秋咲きのノハラアザミに似ていますが、ノアザミは 総苞が粘ることで区別できます。
それにしても、なぜノアザミだけが総苞が粘るのでしょうか。 粘るのは腺体という細長い分泌組織があり粘液を出すからなのですが、ノアザミは食虫植物ではありません。 アリや小さな羽虫がついていることもあります。 (同上)
カメムシも来るし ...
「まさか、脚の長いザトウムシが花の上に跨がり、脚は総苞にからみついて逃げようと色々もがくうちに多くの筒状花の花粉が出るようになっている? そんなまさか。」 (同上)
こちらは 茎のほうですが、 アブラムシがいっぱいで... いやはや (´・ω・)
キク科の花は、小さい花が多数集まって1つの花序をつくっています。大きな花をつくるもとになる小さな花を小花(しょうか)とよんでいます。 キク科の花序は散形花序といって、花軸(かじく)の上が平らになった花床(かしょう)の上に小花がびっしり並んでいます。
キク科の頭状花序をつくる小花には、筒状花(管状花)と舌状花の二種類があります。「ハハコグサは前者のみで花ができており、タンポポは後者のみで構成される。ヒマワリの花では、周囲を舌状花、中央を筒状花が占める。」(wiki「キク科」)
「アザミ属の花は虫媒花で、(中略)頭状花序は多数の筒状花からなり、多くの種で、一つの筒状花は中心に細長く伸びるめしべとそれを筒状にすっぽり包むおしべを備える。」(wiki 「アザミ属」)
ところで、 ノアザミの雄しべはいつも花粉を出してはいないという話があります。
訪れた虫が ハチなどの送粉昆虫だと、花粉を出し、それ以外だと 出さないというのです。(主に、ブログ身近な自然を撮る「ノアザミ(野薊) 訪れる虫たち」を編集)
wikiにも同様の記述があります。
「虫が花に止まるとおしべがひっこんでめしべと擦れ、花粉が外にかき出される。」(wiki 「アザミ属」)
「ノアザミの筒状花は、虫が乗ると重みで曲り、すぐに花粉が押し出されてきます。虫が来た時だけ確実に受粉できるようになっているのです。この時期の雌しべは未発達で自家受粉しないようになっています。」(MORI MORI KIDS「ノアザミ」)
アザミの筒状花の雄しべは5本ですが、その葯は合生して円筒(葯筒という)になっています。 雌しべの花柱はその中を通り抜けて上へ突き出しています。 虫が乗ったりすると、刺激で雄しべの花糸が運動をおこし、弓形に曲がるので葯の筒が下方に引き込まれ、その結果、雌しべが花粉を押し出すのです。(皿倉山ビジターセンター > >博士の自然講座 (トップ)>森の不思議 第8話 「アザミの花粉放出の巧妙な仕掛け」を編集)
ところで、 アザミには 小花に来る虫だけでなく、色んなものをとどめる力があるようです(^^
花序を全体で下から包んでいる萼片のようなものを「総苞片」と言います。 苞というのはつぼみを包む葉の変形した器官のことです。 キク科の場合、 たくさんの小花を一括して包むから「総苞」なのです (^^)/
秋咲きのノハラアザミに似ていますが、ノアザミは 総苞が粘ることで区別できます。
それにしても、なぜノアザミだけが総苞が粘るのでしょうか。 粘るのは腺体という細長い分泌組織があり粘液を出すからなのですが、ノアザミは食虫植物ではありません。 アリや小さな羽虫がついていることもあります。 (同上)
カメムシも来るし ...
「まさか、脚の長いザトウムシが花の上に跨がり、脚は総苞にからみついて逃げようと色々もがくうちに多くの筒状花の花粉が出るようになっている? そんなまさか。」 (同上)
こちらは 茎のほうですが、 アブラムシがいっぱいで... いやはや (´・ω・)
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