
キバナコスモス

キバナコスモスはキク科のコスモス属の一種で、コスモスの学名は Cosmos bipinnatus で、キバナコスモスは Cosmos sulphureus という学名が付いています。

オオキンケイギクの花と混同されますが、葉が全然違います。
キバナコスモスの葉は こんな風に切れ込みが深くギザギザしています。オオキンケイギクは長くて細い形をしています。

学名のsulphureus(スルフレウス)は黄色の意味があり、濃い黄色の花を咲かせるため、コスモスとはかなり違った印象を受けます。(NHK趣味の園芸「キバナコスモスの基本情報」)
今ではオレンジ色の花が多いですが、当初は こういう黄色の花だったということですね。

キバナコスモス(Cosmos sulphureus )は キク科キク亜科の花なので、頭状花は 中心の筒状花とその周囲の花びらのような舌状花とで構成されています。(もうひとつの亜科であるタンポポ亜科の花は 舌状花のみで作られています)
花序の中心部の筒状花は おしべとめしべがあります。
こげ茶色の(黒っぽい)筒が 雄しべが合着してできた雄しべ筒です。

雄しべ筒の先に花粉が見えますが、これは 筒の内側に放出された花粉を 雌しべの柱が押し上げたものです。押し上げているときは めしべはまだ 雌しべとして成熟していません。押し上げた後しばらくして 羊の角のような柱頭を開きます。

この花序の小花たちは 柱頭が左右にくるりと丸まっていて、雌性期の花序ですね

この花序は雌性期後期の花序で、柱頭に花粉がたくさん載っています。

受粉して果実になった子房です。
オオキンケイギク

比較のために オオキンケイギクの花を示します。ただし、現在は咲いていないため 5月に撮影したものを示します。
オオキンケイギクは キク科キク亜科ハルシャギク属 Coreopsis の宿根草です。

「キバナコスモスによく似ているが、葉の形が異なる(本種は狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形)。また、キバナコスモスのほうが花の色が濃い。花期は5 - 7月頃で、黄色の舌状花の先は4-5裂する。」(wiki 「オオキンケイギク」)

雄性期の筒状花。めしべの棒によって 雄しべ筒の中の花粉が 筒の先に押し出されています。

雌性期の筒状花。雌しべが成熟して 羊の角のように柱頭を開いています。

キバナコスモスはキク科のコスモス属の一種で、コスモスの学名は Cosmos bipinnatus で、キバナコスモスは Cosmos sulphureus という学名が付いています。

オオキンケイギクの花と混同されますが、葉が全然違います。
キバナコスモスの葉は こんな風に切れ込みが深くギザギザしています。オオキンケイギクは長くて細い形をしています。

学名のsulphureus(スルフレウス)は黄色の意味があり、濃い黄色の花を咲かせるため、コスモスとはかなり違った印象を受けます。(NHK趣味の園芸「キバナコスモスの基本情報」)
今ではオレンジ色の花が多いですが、当初は こういう黄色の花だったということですね。

キバナコスモス(Cosmos sulphureus )は キク科キク亜科の花なので、頭状花は 中心の筒状花とその周囲の花びらのような舌状花とで構成されています。(もうひとつの亜科であるタンポポ亜科の花は 舌状花のみで作られています)
花序の中心部の筒状花は おしべとめしべがあります。
こげ茶色の(黒っぽい)筒が 雄しべが合着してできた雄しべ筒です。

雄しべ筒の先に花粉が見えますが、これは 筒の内側に放出された花粉を 雌しべの柱が押し上げたものです。押し上げているときは めしべはまだ 雌しべとして成熟していません。押し上げた後しばらくして 羊の角のような柱頭を開きます。

この花序の小花たちは 柱頭が左右にくるりと丸まっていて、雌性期の花序ですね

この花序は雌性期後期の花序で、柱頭に花粉がたくさん載っています。

受粉して果実になった子房です。
オオキンケイギク

比較のために オオキンケイギクの花を示します。ただし、現在は咲いていないため 5月に撮影したものを示します。
オオキンケイギクは キク科キク亜科ハルシャギク属 Coreopsis の宿根草です。

「キバナコスモスによく似ているが、葉の形が異なる(本種は狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形)。また、キバナコスモスのほうが花の色が濃い。花期は5 - 7月頃で、黄色の舌状花の先は4-5裂する。」(wiki 「オオキンケイギク」)

雄性期の筒状花。めしべの棒によって 雄しべ筒の中の花粉が 筒の先に押し出されています。

雌性期の筒状花。雌しべが成熟して 羊の角のように柱頭を開いています。
いつもきれいな写真を見せていただき、ありがとうございます。
仰る通り、キバナコスモスとオオキンケイギクの違いは、葉を見れば一目瞭然と思います。
先日、小生がブログアップした写真は、一緒にキク科の別の植物の葉が写っていて紛らわしかったと思います。
当該の花ですが、花茎が長く伸びており、茎に葉は付いていません。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/c5f8f2b376a48b109c79287b5ab45660
5月に撮ったオオキンケイギクです。舌状花、筒状花とも先日撮ったものと同じように見えます。
また、花茎に葉は付きません。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/03d9f21e0bf5f6c57ad56d85c4d877c7
オオキンケイギクの花期が9月に及ぶ件ですが、ネット情報ながら複数あります。
http://garden-vision.net/flower/agyo/coreopsis_grandiflora.html
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/52410.pdf
実際、山形県の国道112号沿線に、9月ですがたくさん咲いていました。
(オオキンケイギクの花期は、Wikipedia、国立環境研究所の侵入生物データベースでは、共に5~7月となっています。)
小生もブログに書いたように自信があるわけではありません。しかし、上記の理由からオオキンケイギクと判断しました。
花色については、キバナコスモスは濃い黄色で、オオキンケイギクの花色とは違うように見えます。
長々と書き、失礼いたしました。ご理解いただけると幸いです。
それも沢山の (^_-)-☆
私も気になってましたんです。でもそれは 葉が切れ込みがあったからなんです。それが その花の葉ではなく、「別の植物の葉」だったら疑問は一挙氷塊です\(^o^)/
9月まで咲いている、よく分かりました。
本当にありがとうございました!