アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イヌタデ、ポリゴナム・アンプ… - タデ科

2021-09-08 09:54:00 | みんなの花図鑑
タデ科の花の話題を続けます


イヌタデ

路肩(新平針街道)のイヌタデです。どこにでもあるイヌタデです。




イヌタデの葉は典型的なタデ科の花です。数が多いので私にはそう見えます。
イヌタデの名は 本物のタデに劣る、にせ物のタデ、というニュアンスです。
では 本物のタデというのは何かというと ヤナギタデ のことなんです。
見た目はよく似ているのですが、ヤナギタデのほうは 葉に辛みがあって食用になることから別名をホンタデとかマタデといいます。
イヌタデのほうは辛くなくてヒト科の役に立たないのでイヌタデなんです。




で、昨日の「ママコノシリヌグイ vs ペルシカリア・ミクロセファラ」と同じ突込みなんですが、こんなにかわいいタデ科の花なのに「犬タデ」なんてかわいそうじゃないの?!という話題です。




えー、毎度おなじみの花の説明ですが、花弁のように見えるものは 萼片または花被片です。
「雄しべは8個」と言われてますが、上の画像では6本しか写ってないですね (ToT)




上と同じようなアングルですが、上との違いは 花の基部に出ている蜜にピントが合ってます。




雌しべは1本ですが、成熟するとやはり「花柱は3裂」するそうです。この個体ではまだのようですが。
日本では イヌタデとか 赤まんま と呼んでますが、学名は
Persicaria longiseta と
Polygonum longisetum と2つあります。



ポリゴナム・アンプレキシコール

名前が長すぎて タイトルでは「ポリゴナム・アンプ…」と」省略してました m(_ _)m

安城デンパークのグラスウォークにあるタデ科です。
こうやって花だけ拡大すると、いかにも園芸品種といった感じですが。。。




全体像はこんな感じで、葉を見ると、イヌタデと変わらんじゃん(←三河弁)(^_-)-☆
名盤がなかったので デンパークさんにお尋ねしたところ、帰ってきた答えが 「タデ」の一声だけ (T△T)
そういう話をずっとまえ ここに披露させてもらったところ、うたかた花詩さんが調べてくださって

「「安城デンパーク 花 タデ科」で検索したところ、アブリルさんの記事のお写真の他に、似たような画像がありました。カタカナ表記の表記揺れがあるみたいですが、「ポリゴナム・アンプレキシコール」が検索結果として多く出るみたいです。
ワインレッドの花色が目を引く花ですね^^」

と親切に教えてくださり、やっと名前が分かりました。




前の画像も(この画像もちょっと)蜜が出ているのが分かります。




ペルシカリア・アンプレキシコール の名でも流通しているようです。

ペルシカリア属(Persicaria)の仲間は、ヒメツルソバ、アイ(藍)、ミズヒキ、イタドリ、イヌタデなどの野草が知られています。
かつてはポリゴナム属(Polygonum)とされていました。(みんなの趣味の園芸「ペルシカリアとは」)


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