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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ナツユキカズラ、カナムグラ - 日中共生?

2020-10-27 11:56:45 | みんなの花図鑑
鎮守の森の林縁で 名前の分からない植物にまた出会いました。それも2つあります。


ナツユキカズラ?

ひとつ目のつる性植物は イタドリそっくりの花を付けています。




イタドリカズラというしかないようなつる性植物です。
こちらは スマホの Google Lensアプリで画像検索したところ 「ナツユキカズラ」を候補に出してきました。




「ナツユキカズラ」なら つい最近 イングリッシュガーデンのお宅で見た花です。
でも咲いている場所が違うと、また違って見えるものですね。このときは 野草にしか見えませんでした。




「ナツユキカズラは、中国西部からチベット原産のタデ科ソバカズラ属のつる性落葉低木です。以前はタデ属になっていましたが、今はソバカズラ属になっています。
初夏から秋にかけて白い花が一面に咲きます。」(園芸植物 育て方と花の写真「ナツユキカズラ」)




「暑さ、寒さに強く、非常に成長が早いので、壁面やフェンスなどを覆う植物として適しています。」(同上)
日本には自生してないので、どこかのお宅の庭にあったものが 逃げ出したのでしょうか?




カナムグラ?

これは Google Lensアプリで検索しても、イカリソウとか ホップ とかを候補に出してきて、よく分かりませんでした。
つる性ではなく、立ち上がってるのですが、草丈は50cmくらいです。



特長は、茎を手で触ると すごい量の花粉が宙に舞います。花粉症になったら大変と、それ以降、手に取ることはしませんでした。




ノブドウの葉のような葉を付けています。
この葉の画像を Google Lensアプリで検索すると、「カナムグラ」「ホップ」を候補に挙げてきます。 ホップでないことは明らかなので、葉から推定される候補としてカナムグラ が残ります。
もしかして「カナムグラ」なんでしょうか?





カナムグラとすると、「の本全土の道ばたや荒れ地などに生える。茎や葉柄には下向きの刺があり、ほかの木や草にからみつく。雌雄異株。雄花は淡緑色で、円錐状の大きな花序にまばらにつく。細くて短い花糸の先に大きな葯が垂れ下がる。(野に咲く花)」(松江の花図鑑「カナムグラ」)
ということで、この植物は カナムグラの 雄株の可能性大ということになりました。




【カナムグラ 花粉】でググってみると、次のような記事に出会いました。
秋の花粉症を引き起こす植物として関心が高まっているカナムグラ
カナムグラは、ジャパニーズホップとも呼ばれるアサ科の蔓草(つるくさ)です。
日本全土に生息する雑草で繁殖力が強く、道端や畑のまわり、空き地のほか、家の庭などにも生えます。
カナムグラによる花粉症の症状は、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりといったアレルギー性鼻炎が中心ですが、目のかゆみ、涙目などアレルギー性結膜炎の症状が出る人もいます。
カナムグラによる花粉症がある人は庭の雑草に注意し、とくに花粉が飛ぶ8月から10月くらいは雑草駆除をこまめに行うようにしましょう。」
う~ん、確かにそのような危険を感じました (^^♪




花粉を放出すると 葯の袋は萎みます。
ヤエムグラとか メリケンムグラ とか 「ムグラ」と名の付く植物は みな アカネ科だと思っていたけど、カナムグラは アカネ科ではないのですね
「カナムグラ(鉄葎、Humulus japonicus)はアサ科カラハナゾウ属の一年草。」(wiki「カナムグラ」)


となると・・・

同じ場所にあったのですけど、これは カナムグラの雌株かもしれません。




カナムグラの雌花(手前)だとすると、「重なりあった苞の間に雌花がある。」(松江の花図鑑「カナムグラ」)






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