クサギ
豊田市の家下川のクサギ。
8月6日、もうすぐ正午の撮影です。
真っ黒な雲が出ています。
家下川の堤防に数か所、群れて咲いています。
ここから本題。
クサギのシベですが、雄しべと雌しべで活動時期が異なります。
上の画像の3つの花でいうと、一番上が雌しべが1っ本だけまっすぐ前へ出ています。
下の2つの花では雄しべがまっすぐ前へ伸びていて、雌しべは垂れ下がっています。
この画像では 皆おしべが元気です。
一本だけ先に葯のついていないシベが下を向いていますが、それがめしべです。
順番ですが、まず雄しべたちがまっすぐ伸びて活動します。
ある時期が過ぎると、上のように、雄しべはくるっと丸くなり、こんどは雌しべがまっすぐ伸びます。
(電線が邪魔ですが)
上の花はおしべがまだ伸びていますが、雌しべも伸びだしているので、ちょうど交代時期のようです。
ボタンクサギ
ボタンクサギもボタンのような花を咲かせるクサギ属なので、雌雄シベの挙動は同じはずです。
ちょっと調べてみましょう。
端っこの方にシベが一本だけ出ている花が多いです。一本だけ伸びているシベは めしべです。
めしべが伸びている花は やはり雄しべがくるっと巻いています。
手前の花は雄しべと雌しべの両方が伸びています。交代期のようです。
奥の花は雌しべだけが伸びています。
蜜はラッパ状の花の奥にあるため、長い口吻(こうふん)を持っている昆虫しかありつけない仕組みになっています。
蜜は開花とともに分泌しだし、めしべ活動期になっても出し続けます。そして雌しべが受粉すると分泌を停止するようです。(住吉 啓三・川窪 伸光「クサギClerodendrum trichotomum Thunb.の雄性先熟と花蜜分泌」.pdf)
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豊田市の家下川のクサギ。
8月6日、もうすぐ正午の撮影です。
真っ黒な雲が出ています。
家下川の堤防に数か所、群れて咲いています。
ここから本題。
クサギのシベですが、雄しべと雌しべで活動時期が異なります。
上の画像の3つの花でいうと、一番上が雌しべが1っ本だけまっすぐ前へ出ています。
下の2つの花では雄しべがまっすぐ前へ伸びていて、雌しべは垂れ下がっています。
この画像では 皆おしべが元気です。
一本だけ先に葯のついていないシベが下を向いていますが、それがめしべです。
順番ですが、まず雄しべたちがまっすぐ伸びて活動します。
ある時期が過ぎると、上のように、雄しべはくるっと丸くなり、こんどは雌しべがまっすぐ伸びます。
(電線が邪魔ですが)
上の花はおしべがまだ伸びていますが、雌しべも伸びだしているので、ちょうど交代時期のようです。
ボタンクサギ
ボタンクサギもボタンのような花を咲かせるクサギ属なので、雌雄シベの挙動は同じはずです。
ちょっと調べてみましょう。
端っこの方にシベが一本だけ出ている花が多いです。一本だけ伸びているシベは めしべです。
めしべが伸びている花は やはり雄しべがくるっと巻いています。
手前の花は雄しべと雌しべの両方が伸びています。交代期のようです。
奥の花は雌しべだけが伸びています。
蜜はラッパ状の花の奥にあるため、長い口吻(こうふん)を持っている昆虫しかありつけない仕組みになっています。
蜜は開花とともに分泌しだし、めしべ活動期になっても出し続けます。そして雌しべが受粉すると分泌を停止するようです。(住吉 啓三・川窪 伸光「クサギClerodendrum trichotomum Thunb.の雄性先熟と花蜜分泌」.pdf)
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う~ん、そう言われると、そうとも言えますね
ただキキョウの雄しべは雌しべを覆って未成熟の雌しべに花粉を擦り付けます。クチナシもそうですが、こういう雄性先熟はキク科の筒状花がよく似ていますね