
これはトウワタの 副花冠 corona といわれる部分だけを撮ったものです。
王冠のように見えます。

トウワタはキョウチクトウ科(旧ガガイモ科)トウワタ属の多年草(日本では一年草扱い)。
民族衣装を着た娘たちが踊っているように見えます。そのスカートの部分が 花冠です。
雄しべは花冠基部にあり、花糸は癒合して筒状になっています。雄しべと雌しべは合体して蕊柱(ずいちゅう)を形成しています。
写真 右手は果実です。この中に種子と綿が入っています。

花冠の上に副花冠があり、蜜を貯めるカップ状の裂片 cup とカップ内側の角状の突起 horn で構成されています。

副花冠のカップの中には 蜜が入っています。蜜の中から角状の突起 horn が伸びています。

ずい柱にピントを合わせましたが、副花冠が邪魔して 仲がよく分かりませんねぇ(+o+)
黒い点が 花粉器のクリップ clip といわれる部分で、その下に、隣り合った葯の翼で形成されるすき間があり、チョウの脚が その隙間(ギャップ)に下から入って上にスライドし、花粉器のクリップ に引っ掛かって花粉塊が引き出されて運ばれるということですが。
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