うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

覚えるために書くとしくじる

2013年07月29日 | 千差万別

立てば結構 スレても面倒 あばく姿のあさましさ

覚え書きというものは、何かのときに役に立てばよし、それをたねにずるずると問題が起きると厄介なものですが、いちばんみっともないのは、こんなものがあるぞと得意げに公の場でひとのメモなどを持ち出す姿です。
議場でチラチラさせたのがガセだったという、恥のかつらの上にシェーム皮の帽子をかぶったようなひどいのも、何年か前に見かけました。
場合によっては国辱にも、黒い歴史にもなって、それがいつまでも消えなくなります。


元来覚え書きとは、忘れないため、忘れたときに思い出すために書いておくもの、覚えておくことがあるからノートを作るものです。
覚えるために書くのは、単語カードの類ですが、それでも辞書から引き写した二国語をただ表と裏に書き分けるだけでは、効果は半減するでしょう。


自分で書いておいた手順ノートを見てそのとおりやっても動かない、というパソコンユーザーに出会いました。
さいわい、こういうふうに書いてあるんだけれどもと見せてもらえましたが、動かないのは当たり前で、書いてある手順に肝心な操作が抜けているのです。

どうやら、書いておけば覚えられると、ノートの効用を誤解しておられたようです。
教室で経文でも読み上げるかのように淡々と話し、それをただノートに書かせるだけの偽伝授業で受けた被害が、何十年後までも尾を引いていたのかもしれません。

頭だけで動くのでないパソコンは、間違ったノートづくりによってたちまち頓挫します。
覚えることがノートより先、とくに初心のうちはノート作りはやめたほうがよさそうです。

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