Word 2016 のオプション 「表示」の2番めの大項目は、
「常に画面に表示する編集記号」 です。
編集記号は、編集中には画面に表れても、印刷には出ない目印です。
印刷されないなら、どんどん出てきてもらったほうがよいかよいうと、そうでもありません。
チラチラ目にうつって邪魔なのです。
ここでは7種類の編集記号について、画面に出すか出さないかを決めておくことができます。
順にひとつずつ確かめていくことにしましょう。
はじめはこれです。
□ タブ
タブは、衣服の垂れ飾り、書類のへりの耳、つけ札のようなものです。
耳たぶもそうなのかと思いましたが、それはタブではなくローブでした。
機に乗じて「これもタブ?」とつまみにいくと、「イヤローブ」とはじかれます。
昔からあった日本語に、英語と同じものを見つけたというつけ札話は、すぐにはがれてテーブルに乗り損ないました。
Word の編集に使うタブは、[Tab] キーを叩いたとき、カーソルが一度に何文字分か移動して、入力位置が変わるというものです。
この記号を表示ありにしておくと、タブ1個分に1個の記号が右向き矢印で入ります。
記号の表れかたは、文字のサイズとは無関係に、いつも同じ大きさです。
大きな文字の場合は、記号が小さくてよく見えなくなります。
これは、入力位置を変えるときに、タブを入れたか、入れずにスペースで送ったか、そんなことがわかる、 ただそれだけのものでしょう。
それを見て後の処理に役立てることもないので、うっかりユーザーは、いちいちうるさいこの記号を出さないことにしています。