Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の3番めは、
□ 段落記号 です。
Word で「段落」と名付けられているのは、文書の始まりを起点にして、[Ener] を叩くごとに区切られていく「データのかたまり」です。
通常の日本語で「いちだんらく」というと、ものごとの区切りを指します。
気取ったつもりで使われる「ひとだんらく」という言葉は、多少響きが柔らかいだけの誤慣用語だと思っていますが、その論議はここではしません。
Word の「段落」は中身には無関係で、[Ener] で区切られるごとにひとつの段落ができあがります。
日常のものごとには、「あぁあ」という言葉だけで一段落になる場合と、それでは片付かない場合がありますが、Word では 「あぁあ」 [Enter] とすればそれだけでたちまち段落になります。
Word オプションの「段落記号」の設定では、それを編集画面に出すか出さないかを決めておくことになります。
ここで疑問が出ました。
オプション設定画面には、かぎ型の段落記号と、右向き矢印の二つが組み合わさった奇妙な記号が描かれています。
[Enter] の操作では、かぎ型の段落記号しか出てきません。
段落を変えない改行操作でも、右向き矢印でなく下向き矢印が出てきます。
さあ、またわからないことに出会ってしまいました。