うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

Word 表示設定:14

2016年10月16日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の7番めは、
 □ 任意指定の改行  です。
また「任意」に出会ってしまいました。
選ぶ対象が示されずに、何が「任意」なのかもわからずに「指定」するかしないかの選択を迫られ、しかも何を表しているのか想像もつかないマークが出ている、もし山の中でこういう分かれ道に立たされたらどうしますか。
その辺に落ちている長めの木の枝をまっすぐ立て、目をつぶって手を放し倒れたほうに足を運ぶしかなさそうです。
その場合には、行き先で道が違いそうならまた戻り、行ったり来たりするつもりになっておかなければならないでしょう。
パソコンソフトの設定の場合は、 □ があればON/OFFそれぞれどうなるかを見ればよいので、作ったほうは「まあ、やってごらんなさい」ぐらいの気安さなのでしょう。

改行の「任意指定」というのは、ハイフンの項と同様、記号の表示を出すか出さないからしいのです。

ちょっと引っかかったのは、ヨーロッパ型の Word には、この項がないということです。
それでは、この奇妙なマークはいったい何なのでしょう。

 

 

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Word 表示設定:13

2016年10月15日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の6番めは、
 □ アンカー記号  です。
Word 文書に挿入した画像やテキストボックスなどのオブジェクトは、位置を自由に変えられるような設定をされていても、いずれかの段落に属します。

前後左右に文字のないところに置かれても、やはり置かれた位置の上にある段落に属していて、どの段落とも無関係ではありません。
また、段落の境目付近でも、どこかの議員さんのように二重の籍をもつことはできません。

アンカーは、所属の段落をすぐに知ることができますが、そのことに編集上の便がなければ目障りなだけでしょう。
それをどう使うのかは、押されることのないリモコンボタンと同様に、自分が必要に迫られてみないとわかりません。
これは、アンカーに限らず、Office の持っている多機能を知りつくせない泣きどころでもあります。

 

 

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Word 表示設定:12

2016年10月14日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の5番めは、

 □ 任意指定のハイフン  です。

ヨーロッパ言語では、単語の区切りごとにスペースを入れて記述します。
もしスペースを入れなかったら、句読点のない和文よりもっと読みにくくなるでしょう。

一単語ごとに区切ると、長い単語の場合にも、途中で切らずに次の行に送らなければなりません。
長い単語が数多く入ると、尻尾の切れたような行が、いくつも並んで見苦しいものになります。
そこで、長い単語の場合はむりに1行に収めようとせず、区切っても読み違えないところにハイフンを入れて一語であることを示しておく方法が用いられます。

このハイフン挿入を自動にしておくと、Word が適当に判断して長い単語の処理をやってくれますが、勝手は許さんという人は自動を外しておき、ハイフンの位置を自分で決めます。

「任意指定のハイフン」とは、ハイフンの大きさや形を任意に決められるということではなく、ハイフンの位置を任意に指定できるということでした。

このオプション画面では、またまた意味のわからない奇妙なマークに出会うことになります。
ただこれは原始記号のようなのでいたしかたないようです。

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Word 表示設定:11

2016年10月13日 | ソフトいろいろ

「段落記号」の脇道へ、もうひとあし踏み入れます。
段落記号に使われている [Enter] キーのマークと同じかぎ型矢印は、東アジア用らしいのですが、最も多い欧米用はどういう記号になっているのでしょうか。

それは、paragraph mark と呼ばれ、q に似た何とも手の込んだ形をしています。
その記号の正体を探ってみると、言葉の上でも図柄としても paragraph とは関係がないので、q ではなさそうです。
paragraph の p を目に止まりやすく横向き反転させたという説も、こじつけが強すぎてはずれです。

この図形は、章を意味するラテン語 capitulum の頭文字と、ここが区切りという縦棒とが組み合わされてできたとする説がどうやら有力のようです。

ソフトウエアを使いやすくするための実用マークのデザインに、実際の表示と異なる部品が組み入れられると、ユーザーの頭は混乱します。

東アジア用の、かぎ型矢印と横向き矢印の組み合わせマークには、形は同じでも向きの違う部品があって、ややこしいものになっています。
形の似通った記号を「組み合わせる」という、デザイン形式上の手法にこだわりすぎて、こういうものが出来上がったと見るのは眇めでしょうか。

 

 

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Word 表示設定:10

2016年10月12日 | ソフトいろいろ

Word のオプション の話を一つ戻します。

10月10日の「段落記号」では、右向き矢印が出てこないという疑問が残っていました。
このことについて 「教えてgoo」 への質問で e さんからの回答によってわかったことを要約しておきます。

1.かぎ型矢印と右向き矢印は、2種類の記号を併記したのではなく、組み合わせてひとつのマークになっているらしい。

2.このマークはリボンの「段落」タブにも「編集記号の表示/非表示」切り替えボタンとして使われている。

3.この形のマークは、東アジア独特のものらしいが、だれがどういう経緯で決めたのかはよくわからない。

 

 

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Word 表示設定:9

2016年10月11日 | ソフトいろいろ

Word のオプションのことが続きますが、実際に確かめられるとき、オプション画面をどういう方法で出していらっしゃるでしょうか。

1. 「Office ボタン」 ⇒ 「Woerd のオプション」
2. [Alt] ⇒ [T] ⇒ [O]

1.の手順に従えば2段階操作なので一見早そうですが、ボタンの位置を確かめてマウスポインターを移動する時間を加えると、2.の3段階順打のほうが早そうです。
段階順打とは、「押しておいて」というプラス要素を入れずに一つずつ順番に打つことをそう呼んでみました。

さて、Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の4番めは、

 □ 隠し文字  です。

「隠し文字」は、文書の一部分だけ印刷しないようにできます。

この機能を使えば、文書のある部分だけを印刷したりしなかったりするときに、いちいち文字を消したり、別のファイルにしたりなど、手間をかけなくて済みます。

印刷で隠すだけなら 「常に画面に表示する編集記号」 の仲間になぜこれが入っているのか、意味不明になりますが、編集画面でも、この設定で隠す部分を見せたり見せなかったりできるようなのです。
プレゼンテーションに Word の文書を使うときには役に立つでしょう。
はじめに隠しておいて話の途中でパッと出して見せることもできます。

方法は 「できるネット」 というサイトで案内されています。
お試しください。

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Word 表示設定:8

2016年10月10日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の3番めは、

 □ 段落記号  です。

Word で「段落」と名付けられているのは、文書の始まりを起点にして、[Ener] を叩くごとに区切られていく「データのかたまり」です。

通常の日本語で「いちだんらく」というと、ものごとの区切りを指します。
気取ったつもりで使われる「ひとだんらく」という言葉は、多少響きが柔らかいだけの誤慣用語だと思っていますが、その論議はここではしません。

Word の「段落」は中身には無関係で、[Ener] で区切られるごとにひとつの段落ができあがります。
日常のものごとには、「あぁあ」という言葉だけで一段落になる場合と、それでは片付かない場合がありますが、Word では 「あぁあ」 [Enter] とすればそれだけでたちまち段落になります。

Word オプションの「段落記号」の設定では、それを編集画面に出すか出さないかを決めておくことになります。

ここで疑問が出ました。
オプション設定画面には、かぎ型の段落記号と、右向き矢印の二つが組み合わさった奇妙な記号が描かれています。
[Enter] の操作では、かぎ型の段落記号しか出てきません。
段落を変えない改行操作でも、右向き矢印でなく下向き矢印が出てきます。
さあ、またわからないことに出会ってしまいました。


 

 

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Word 表示設定:7

2016年10月09日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプションで、 □ スペース を有効にしておくと、空白が入っているというしるしに □ が表れると昨日書きましたが、これにも条件があります。

MSIMEのプロパティ「全般」「入力設定」で、「スペースの入力」を「常に全角」にしておかないと、全角入力モード [あ] のとき □ の記号は出ません。

IMEの「スペースの入力」の設定は、
・常に全角
・常に半角
・入力モードに従う
この3択です。

これを「常に半角」にしておくと、全角モードでスペースを入れたとき半角のスペースができ 「.」 が表示されます。

入力モードに従う」としておくと、オプションのスペース設定を有効にしておいても、編集記号は表れません。

「常に全角」で、スペースに 「.」 の記号を出すには、半角スペースを入れればよい、つまり [A] に切り替えてスペースを入れればよいのです。

もう二つ方法があります。
「常に全角」で [あ] モードでも、[Shift] + [Space] とすれば半角スペースが入り 「.」 の記号が出ます。
また、「常に全角」で [あ] モードで、入れた全角スペースを範囲指定して [F10] を叩いてやればスペースは半角になり表示は 「.」 に変わります。
これは、全角入力モードで打ち込んだ英数を半角に変換するのと同じ操作です。
ただし、スペースを打ち込んだだけで範囲指定せずに [F10] を叩いたのでは、スペースが消えてしまいます。

よく考えれ見れば、スペースに 「.」 が出ていると、ドットと間違いやすいので、これはないほうがよく、つまりオプションのスペース表示は無効がよさそうということになります。

 

 

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Word 表示設定:6

2016年10月08日 | ソフトいろいろ

Word 2016 オプション 「常に画面に表示する編集記号」 の2番めは、

 □ スペース  です。

キーボードの最下段中央、いちばん叩きやすい位置にあるキーで、文字列に空白が入ります。

Word で空白を入れたとき、そこに記号が出るようにするか、なにも出さないかを決められ、有効にすると、そこに空白が入っているというしるしに □ が表れます。

原稿用紙の名残のようなしるしです。
原稿用紙では、文字を埋める場所でしたが、Word 画面の □ は、それを取り除く逆の役目になっています。
「ない」ことがそこに「ある」という、禅問答のようなこのしるしは、スペースには空白というデータが入っていることを、どうしても認めたくない人に、空白を取り除く作業をしてもらうときにしか役立つことはなさそうです。

オプションの設定画面では空白を ... であらわしているのに、実際の編集画面では □ が出てきます。
日本語用に翻訳するとき、オプション設定画面で ... を □ にすること許されなかったのか、あるいいは「まあいいや」ですませたのか、どうなのでしょうか。

 

 

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Word 表示設定:5

2016年10月07日 | ソフトいろいろ

Word 2016 のオプション 「表示」の2番めの大項目は、
常に画面に表示する編集記号」 です。

編集記号は、編集中には画面に表れても、印刷には出ない目印です。
印刷されないなら、どんどん出てきてもらったほうがよいかよいうと、そうでもありません。
チラチラ目にうつって邪魔なのです。

ここでは7種類の編集記号について、画面に出すか出さないかを決めておくことができます。

順にひとつずつ確かめていくことにしましょう。

はじめはこれです。

 □ タブ

タブは、衣服の垂れ飾り、書類のへりの耳、つけ札のようなものです。
耳たぶもそうなのかと思いましたが、それはタブではなくローブでした。
機に乗じて「これもタブ?」とつまみにいくと、「イヤローブ」とはじかれます。
昔からあった日本語に、英語と同じものを見つけたというつけ札話は、すぐにはがれてテーブルに乗り損ないました。

Word の編集に使うタブは、[Tab] キーを叩いたとき、カーソルが一度に何文字分か移動して、入力位置が変わるというものです。

この記号を表示ありにしておくと、タブ1個分に1個の記号が右向き矢印で入ります。
記号の表れかたは、文字のサイズとは無関係に、いつも同じ大きさです。
大きな文字の場合は、記号が小さくてよく見えなくなります。

これは、入力位置を変えるときに、タブを入れたか、入れずにスペースで送ったか、そんなことがわかる、 ただそれだけのものでしょう。

それを見て後の処理に役立てることもないので、うっかりユーザーは、いちいちうるさいこの記号を出さないことにしています。

 

 

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Word 表示設定:4

2016年10月06日 | ソフトいろいろ

Word 2016 「ページ表示オプション」の3番めは、

 □ カーソルを置いたときに文書のヒントを表示する

というものです。

これを有効にしておくと、その Word で作った文書は、カーソルを動かすたびに、どこにでもヒントが飛び出してくるのか、そんなはずはありません。

この設定は、コメントを挿入してあった場合に、その位置にカーソルを置けば、隠しておいたコメントが読めるというものです。
表示されるのは、ヒントというより付箋です。
ふだんは付箋を見えなくしておいて、そこに触れると付箋が飛び出してくるという仕掛けです。
蒔かぬ種は生えぬのことわざどおり、コメントを蒔いておかなければ芽は出てきません。

この設定を使うか使わないかは、その文書の内容と性格によります。
・ 通知用文書なら、コメントもつけないので、こういうものはいりません。
・ 報告書、参考資料には、閲覧利便性の向上に役立つこともあるでしょう。
・ 小説で、ヘボ構成の証明のような(注)書きに代える、印刷本ではできない使い方もあります。
・ 文書のわかりやすさを超えて、閲覧者に何かを考えさせる、本当の意味のヒントを仕込むこともできます。

ちょっと待った、閲覧者がこの設定を無効にしてあったら読み取ってくれないでしょ。

 

 

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Word 表示設定:3

2016年10月05日 | ソフトいろいろ

Word 2016  「ページ表示オプション」の蛍光ペンで、設定の実験から気づいた、こんなこともあったという路地裏をご紹介しておきます。

① 濃い色の蛍光ペンで文字を明るい色にすると、浮き上がって見える効果を得られます。

ここで、文字をなくしたらどうなるか、やってみました。

文字を入れずにスペースのみでは、マークはつかず、指定範囲の表示も消えてしまいます。

② 指定範囲の両端に文字があれば、間に入れたスペースのところも蛍光ペンが有効になります。
③ スペースを増やしていけば、行の幅いっぱいに蛍光ペンを引き伸ばせます。
④ 両端の文字を [BackSpace] と [Delete] で消しても、蛍光ペンは消えません。
   しかし、文字を消した分だけバーが縮まってしまいます。
⑤ バーの中にスペースを入れてやれば、バーをまた伸ばすことができます。
⑥ 「段落」設定で「行間」「間隔」を変えれば、蛍光ペンで描いたバーの幅を調整することができます。

ちょっと待った、文字を消さなくても、蛍光ペンと同じ色にすれば見えなくなるでしょ。

 

 

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Word 表示設定:2

2016年10月04日 | ソフトいろいろ

Word 2016 「ページ表示オプション」の2番めは、

 □ 蛍光ペンを表示する

このオプションを有効にしておくと、指定した文字の範囲に蛍光ペンでなぞったようなマークをつけることができます。
マークは、定規を当てなくてもまっすぐに、幅も文字の大きさに合ったものになります。

印刷物の部分に質の良い実際の蛍光ペンでマークをつけると、蛍光効果が現れます。
Word の蛍光ペンには、蛍光効果はありませんが、次のような別の効果が表れます。

・読んだ人に、ここに目を付けてほしいという意思表示効果
・画面をにぎやかにしておけば目に触れやすいだろうという気休め効果
・記事に重要部分があるという、ファイル作者自身の納得効果
・マークの色に黒を選ぶことによる、文字を削除しない隠ぺい効果

最後の黒塗り効果はサイコドラマの技法にも使えそうです。

 

 

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Word 表示設定:1

2016年10月03日 | ソフトいろいろ

Word のオプション「基本設定」の次は「表示」です。
ここでは、文書内容の表示方法と印刷方法を設定します。
大項目は三つあって、
◇ ページ表示オプション
◇ 常に画面に表示する編集記号
◇ 印刷オプション
となっています。

ページ表示オプション」のはじめは、

□ 印刷レイアウト表示でページ間の余白を表示する

この設定をはずしてみると、編集画面の上下にあった余白が、トンボの表示ギリギリのところまで狭められます。
中味重点で表示範囲をできるだけ広げたい、あるいは紙に印刷はしないなど、特別な条件がなければ、余白を「表示する」としておいたほうが、出来上がりの感じがわかってよいでしょう。

ここで妙なことに気付きました。
Word で印刷しない ファイルを作ることがあるのでしょうか。
印刷しないなら、それに適した、ファイルの重くならないアプリがほかにあるはずです。

 

 

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Word 基本設定:18

2016年10月02日 | ソフトいろいろ

Word 基本オプション 「リアルタイム コラボレーションのオプション」 の「他のユーザーと作業するとき、変更内容を自動的に共有」で既定の設定は、[メッセージを表示] となっていますが、そのほかにはどういう選択ができるのか、想像しにくいので、のれんの端を持ち上げてちょっと覗いてみると、いらっしゃいませの声もかからない、こちらへどうぞでもない、そっけなさが売りものの超簡単メニュが見えました。

 ・ 常にそうする
 ・ そうしない

おかめ、たぬきといきなり言われても、それが何かがわかっていなければ、注文はできても何が出てくるか、どんぶりを目の前にするまでわかりません。

そう」がなにものなのかわからなければ「する」「しない」がどうなるのかもわかりません。

やってみればわかる、まず飲んでみてという、サプリメントのCMと同型のものでした。

共有のオプションは、パソコン1台では試してみることもできません。
機会に恵まれるまでのお預けになりました。

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