いよいよ、神宮で社会人との対抗戦が始まりました。
明治大学と対戦した鷺沼製作所からは、早稲田OB・渡辺侑也くん(聖光学院)が一番・二塁手としてスタメン出場。
3打数1安打、2四球と活躍したそうです。
さすが、六大学で首位打者を獲得しただけのことはあります。
一方、早稲田の試合は来週の月曜日。
平日開催なので、私は観戦することができません。
(T_T)
このところの早稲田は、少しずつ投打の調子が上がってきているようなので、社会人の胸を借りて、存分に力を発揮してもらいたいと思います。
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ところで、先日、気になる新聞記事を読みました。
北朝鮮の「人工衛星」打ち上げ騒動を「目に見えるテロ」とした上で、「目に見えないテロ」の一つとしてサイバー・テロを話題にしたものです。
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サイバー・テロといえば、通信回線を利用して、官公庁や企業のコンピュータに不正にアクセスして、機能に障害を与えたり、データを改ざんしたりするという、いわば遠隔操作による行為を、私は想像します。
しかし、記事に紹介された例は、異なりました。
グローバル経済の下、国家間の激しい産業競争で少しでも優位に立とうとして、某国が実際に行なっている行為だそうです。
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某国の公的資金を、入念に資金洗浄(マネー・ロンダリング)して、合法的に日本国内に持ち込む。
持ち込んだ資金を資本金として、純粋な日本企業の体裁を持つ株式会社を設立する。
その会社は、安い料金を売り物にして、システム・コンサルティング業務を開始する。
その会社に業務を委託した様々な企業のコンピュータ・サーバーには、いつの間にか見知らぬプログラムが組み込まれ、技術開発や製商品に関するデータが自動的に外部に送信されてしまうようになっていた。
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一昔前ならば、ライバル企業の研究室に忍び込んで、設計図面を不正に複写したり写真に撮ったり。
しかし、現代の産業スパイは、国家戦略の一環として、競合する国家から産業情報を、IT技術を駆使して盗み取ります。
映画や小説の遥か上を行く、凄まじい国家間競争の現実があります。
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日本の電機産業が懸命に努力して、新技術を駆使して新製品を開発しても、すぐに他国から同じ機能を有する製品が発売される。
そして、激しい価格競争に突入して、開発コストの回収もままならず業績低迷を余儀なくされる。
日本の電機産業を悩ませる、いわゆる「コモディティ化」。
その背景には、サイバー・テロという闇の活動の影響もあるのかも知れないと考えると、背筋が凍るような思いになりました。
日本の産業界に再び活気を取り戻してもらおうとするならば、企業レベルの努力だけではなく、海外からの産業スパイの暗躍を許さないという官民あげての対策が必要であり、公安活動の強化も不可欠だと思います。
そして、多くの日本企業が次々に海外に生産拠点を移していますが、現地で一通りの対策は講じるとしても、「最終的には海外拠点からデータが盗まれても仕方ない」と割り切るぐらいの覚悟が、迫られるのかも知れません。
銀行に働く私としては、マネー・ロンダリング対策の重要性を改めて感じる一方で、「戦う相手が国家とは…」と、気の遠くなる、途方に暮れる気持ちにもなったのでした。
明治大学と対戦した鷺沼製作所からは、早稲田OB・渡辺侑也くん(聖光学院)が一番・二塁手としてスタメン出場。
3打数1安打、2四球と活躍したそうです。
さすが、六大学で首位打者を獲得しただけのことはあります。
一方、早稲田の試合は来週の月曜日。
平日開催なので、私は観戦することができません。
(T_T)
このところの早稲田は、少しずつ投打の調子が上がってきているようなので、社会人の胸を借りて、存分に力を発揮してもらいたいと思います。
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ところで、先日、気になる新聞記事を読みました。
北朝鮮の「人工衛星」打ち上げ騒動を「目に見えるテロ」とした上で、「目に見えないテロ」の一つとしてサイバー・テロを話題にしたものです。
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サイバー・テロといえば、通信回線を利用して、官公庁や企業のコンピュータに不正にアクセスして、機能に障害を与えたり、データを改ざんしたりするという、いわば遠隔操作による行為を、私は想像します。
しかし、記事に紹介された例は、異なりました。
グローバル経済の下、国家間の激しい産業競争で少しでも優位に立とうとして、某国が実際に行なっている行為だそうです。
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某国の公的資金を、入念に資金洗浄(マネー・ロンダリング)して、合法的に日本国内に持ち込む。
持ち込んだ資金を資本金として、純粋な日本企業の体裁を持つ株式会社を設立する。
その会社は、安い料金を売り物にして、システム・コンサルティング業務を開始する。
その会社に業務を委託した様々な企業のコンピュータ・サーバーには、いつの間にか見知らぬプログラムが組み込まれ、技術開発や製商品に関するデータが自動的に外部に送信されてしまうようになっていた。
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一昔前ならば、ライバル企業の研究室に忍び込んで、設計図面を不正に複写したり写真に撮ったり。
しかし、現代の産業スパイは、国家戦略の一環として、競合する国家から産業情報を、IT技術を駆使して盗み取ります。
映画や小説の遥か上を行く、凄まじい国家間競争の現実があります。
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日本の電機産業が懸命に努力して、新技術を駆使して新製品を開発しても、すぐに他国から同じ機能を有する製品が発売される。
そして、激しい価格競争に突入して、開発コストの回収もままならず業績低迷を余儀なくされる。
日本の電機産業を悩ませる、いわゆる「コモディティ化」。
その背景には、サイバー・テロという闇の活動の影響もあるのかも知れないと考えると、背筋が凍るような思いになりました。
日本の産業界に再び活気を取り戻してもらおうとするならば、企業レベルの努力だけではなく、海外からの産業スパイの暗躍を許さないという官民あげての対策が必要であり、公安活動の強化も不可欠だと思います。
そして、多くの日本企業が次々に海外に生産拠点を移していますが、現地で一通りの対策は講じるとしても、「最終的には海外拠点からデータが盗まれても仕方ない」と割り切るぐらいの覚悟が、迫られるのかも知れません。
銀行に働く私としては、マネー・ロンダリング対策の重要性を改めて感じる一方で、「戦う相手が国家とは…」と、気の遠くなる、途方に暮れる気持ちにもなったのでした。