大学野球 各リーグの状況です。
どんな形でも良いので、歴史をつないでもらえないものかと野球の神様に祈るばかりです。
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競走部OBの作家 黒木亮さんの記事です。
「冬の喝采」は私にとっても心に残る名著です。
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昨日の東京は、季節外れの雪でした。
過去の記録を調べてみると、東京の最大降雪量33cmは1969 年(昭和44年)の3月に記録されています。
この1969年は 激動の年でした。
東大の安田講堂事件があり、いま話題の三島由紀夫と東大全共闘との討論も行われました。
この年、私は目黒区立6中の2年生でした。
中学2年の時のクラス担任は、英語の女性教師T先生でした。
T先生は東大出身で、1960年の安保反対闘争で国会議事堂前に座り込んだ学生の1人でありました。
そんな経歴の先生でしたから、大学や高校で拡がる学生運動に対しても、頭ごなしに否定するようなことはありませんでした。
そのT先生の授業で記憶に残るのは、英語の歌です。
先生はオープンリールのテープレコーダーを教室に持ち込んで、英語の歌を何曲も聴いて、歌詞を和訳し、生徒全員で歌いました。
その一曲が「花はどこへいった」です。
この曲は いわゆる反戦歌。
当時、新宿西口広場では 若者が集まり反戦歌を歌う フォークゲリラと呼ばれる活動がありました。
新宿西口広場のフォークゲリラと同じ歌が 私の通う中学校の教室でも合唱されていたわけで、今となっては信じられない状況でありました。