外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

MTさん、教授にご昇格

2012-04-20 22:14:16 | 大学野球
我らがオフ会の仲間であるMTさんが、勤務先の大学で教授にご昇格されました。

おめでとうございます。

我らがオフ会の仲間からは、大学の就職支援部門、あるいは助手になる方もいらっしゃいます。

若者たちと接することが大好きな私としては、全くもって、羨ましい限りです。
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『平成の鬼平』逝く

2012-04-19 23:53:36 | 社会全般
元・日銀総裁の三重野康さんがご逝去されました。

1989年(平成元年)12月から五年間、日銀総裁をお務めになりました。
数回にわたる公定歩合引き上げなどを通じて資産インフレの沈静化に努める一方、政治家からの露骨な圧力にも揺るがない、気骨のあるセントラル・バンカーでいらっしゃいました。

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1985年(昭和60年)の9月、ニューヨークのセントラルパークに面するプラザ・ホテルで、先進5ケ国の蔵相・中央銀行総裁会議で、米ドル危機を回避するために、協調的に円高ドル安を容認するという、いわゆるプラザ合意がなされました。
ちなみに、竹下登さんが大蔵大臣として参加しています。
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プラザ合意の直後から、急激な円高が進行しました。
1970年代の石油ショックを克服して日本経済の牽引者となっていた自動車・電機・鉄鋼・工作機械などの業界が、円高という難問に直面。
円高不況を最小限に止めようとして、日銀は低金利政策と量的緩和策を実施しました。

銀行の営業現場には、毎月、実需とはかけ離れた貸出増加が求められました。

貸出目標に達しないと、『おたくの銀行の資金運用力も、大したことはありませんね』と日銀の担当者から嫌みタラタラ。

一般的な運転資金や設備資金の実需を大きく上回る過剰な流動性資金が、結果的に流れ込んだのが、株式と不動産の市場でした。

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バブル経済は、1987年(昭和62年)のNTT株の上場に象徴されます。

個人から伝統ある名門企業までが、本業での地道な稼ぎを忘れて、株式や不動産、そしてゴルフ会員権などのキャピタルゲインに酔いしれるという異常な状況となりました。

ちなみに、結婚に際して私が1985年に26百万円で購入した中古マンション。
専有面積60㎡あまりの同じ間取りの隣室が、2年後の1987年には80百万円を超える価格で取引されるという状況でしたから、その異常ぶり・過熱ぶりが若い世代の方々にも理解できるというものです。

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日経平均が38,915円に達した1989年12月、三重野さんが日銀総裁に就任されました。

三重野さんは、立て続けに公定歩合を引き上げしました。
その結果、短期プライム・レートが長期プライム ・レートを上回るということに。
30歳の融資マンであった私が、長短金利逆転という未体験ゾーンに突入しました。

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この時点で、長短金利の逆転は、融資業務の現場にいる私にとって、単なる収益性の問題、利鞘の問題でした。
長期プライム ・レート建て融資を短期プライム ・レート建てへと条件改定する交渉が私たちに課せられた主たる仕事でありました。

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1990年3月、大蔵省銀行局長から発っせられた通達で、建設・不動産・ノンバンク向け融資の規制が打ち出されました。
いわゆる三業種規制です。

この通達により、建設・不動産・ノンバンクへの追加的な資金供給に不可能となり、その結果、それまで単なる利鞘の問題であったのが、深刻な貸倒れリスクの問題へと発展しました。

そして、その三業種規制から除外された住宅金融専門会社(日本住宅金融、住総、第一住宅金融、地銀生保住宅ローンなど)に、あらゆる金融機関から不動産融資案件が次々と紹介されることになり、やがて巨額の不良債権となっていきました。

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このような、歪んだ金融状況で、富士銀行赤坂支店、住友銀行青葉台支店、東海銀行秋葉原支店などで、融資に絡む不祥事件が起きました。

このうち、東海銀行秋葉原支店での不正融資事件では、意外な展開がありました。

不正融資事件の責任をとって、日銀出身の役員が辞任しました。
この辞任に激怒したのが、当時の日銀総裁であった三重野さん。
『東海銀行は、日銀からの天下りを排除した』と憤った三重野さんは、東海銀行への日銀融資1000億円を強引に回収したのです。

その騒動は、日銀OBを東海銀行が顧問として受け入れることで決着しました。

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昨日からの新聞報道からは読み取ることは難しいのですが、誇り高きセントラル・バンカーとしての顔と、豪腕の高級官僚としての顔が三重野さんにはありました。

ともあれ、知的な豪傑が天に召されました。
本当にお疲れ様でした。
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鎌田薫総長の勇姿

2012-04-18 06:52:41 | 大学野球
既にご存知の方も多いと思いますが、東京六大学野球・春季リーグ戦の開幕日において、早稲田大学総長の鎌田薫さんがWASEDAのユニフォームとスパイクという姿で神宮のマウンドに立ちました。
鎌田さんのユニフォーム姿

こういう方が総長になってくださって、嬉しいではありませんか。
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拓大に快勝

2012-04-15 18:03:30 | 大学野球
本日行われた拓殖大学とのオープン戦は、6対2で早稲田が快勝しました。

今日の早稲田は、リーグ戦モード。
指名打者制度を採用せずに、試合に臨みました。

投手陣は、ベンチ入りメンバーを小刻みに投入し、各投手の仕上がり具合をチェック。
故障で戦線離脱していた投手も無事に復帰しましたので、リーグ戦を闘い抜くに十分な顔ぶれが揃ったと言って良いでしょう。

打撃面では、主軸の長打攻勢により着実に加点しました。
やはり打つべき人が打てば、点が入ります。

守備面では、若い内野陣に安定感が出てきたのが安心材料。
その一方、投手の暴投なのか、捕手の捕逸なのかは分かりませんが、バックネットまで球の転がる場面が散見されたのは不安材料。

そのあたりを、きちんと修正して次の土曜日に備えてもらいたいと思いました。
そして、今季の早稲田は必ずやってくれると確信いたしました。

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ところで、日本経済新聞・電子版の有料会員が20万人を突破しました。
国内の数ある報道サイトでは初めてということ。

大学四年生の秋から数えて約34年間にわたり日経の読者である私としては、まずはお祝いの言葉を申し上げます。

週刊東洋経済も日経と同じ購読年数。
そして、週刊ベースボールは、更に数年間長い購読年数。

少し大げさに言えば、日経新聞、東洋経済、そして週ベと共に歩いてきた銀行マン人生というわけです。

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さて、世界最大の有料報道サイトは、米ウォール・ストリート・ジャーナルで有料会員100万人以上、続いて米ニューヨーク・タイムス、英フィナンシャル・タイムスで、日本経済新聞が4番目というランキングなのだそうです。

思わず苦笑してしまったのは、私が個人会員となっている報道サイトが4つあり、上記のランキング上位と完全に一致していることです。
(;^_^A

恐らく日経電子版の有料会員のかなりの人が、私と同じようにウォール・ストリート・ジャーナルなどの会員でもあるのだろうと想像します。

ともあれ、朝夕の通勤電車の中でタブレット端末を開き、4つの有料報道サイト+ブルームバーグを読みあさるという生活に、すっかり馴染んでいる私です。

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電車の中で電子版新聞を読むようになって、気づいたことがいくつかあります。

まず、特にグリーン車の中で、ノートブックPCやタブレット端末を開く乗客が目立って増加しているにも関わらず、座席に電源コンセントが設置されておらず、とても不便。
米国のアムトラックなどでは、当たり前のように各座席にコンセントが付いていますので、いずれJRも対応してくれるはずですが、私が現役ビジネスマンであるうちに実現してほしいと期待しています。

次に、車内の電波事情が不安定。
私の利用する頻度の高い路線の中では、東海道線が特に悪いです。
横須賀線は比較的安定していますから、待ち時間が余計にかかる場合でも、できる限り東海道線を避けて横須賀線を利用するようにしているぐらいです。
快適なネット環境のある片道1時間と、そうでない1時間は、毎日の生活そのものの充実感を左右しますから。
(><)

技術的なことは良く分からないのですが、出来ることならば、車内をWi-Fi環境にしてもらいたいです。
上記の有料報道サイトには、興味深い報道ビデオ・コンテンツが数多くあるので、車内でもスムーズに視聴できたら嬉しいです。

最後に、他の乗客の方が紙の新聞を車内でめくったり折ったりする音は、意外に周囲に迷惑なものなんだなあと気づきました。
私自身も、昨年3月までは、車内で当たり前のようにガサガサと音をたてながら日経を読んでいましたから、遅まきながら反省しています。

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昨夜、源兵衛で居合わせたJR東日本勤務のHさんが、このブログを時々訪問してくださっているということでしたので、彼の顔を思い浮かべながら、あれこれと意見具申させていただきました。
(^^)v タノムヨ
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部員名簿が更新されました

2012-04-14 17:08:00 | 大学野球
早稲田大学野球部の公式ホームページで、部員名簿が更新されました。
4月13日付け名簿

注目の一年生には、33人が掲載されています。

投手8人
捕手6人
内野手9人
外野手8人
トレーナー2人

捕手が6人、トレーナーにも2人いるというのが、個人的にとても嬉しいです。
そして、外野に体格に恵まれた選手が目立つことも頼もしいですね。

しっかり身体を作り、練習でも授業でも力を合わせて、四年生になった時には、春秋連覇できるようなチームを目指して欲しいです。

みんな、頑張ってください!
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東北縦貫線

2012-04-13 21:38:32 | 大学野球
ここまでのオープン戦の結果をみると、今年の一年生たちの元気の良さがいいですね。

もっとも、高校時代に強豪校で鍛え抜かれた選手と一般校の出身者を、現時点で比較するのは、私は公平ではないと思っています。

彼らが三年生になる時、
強豪校出身者は、入学時のアドバンテージに油断することなく、努力を続けてきたか。
一般校出身者は、入学時の出遅れにへこたれることなく、どこまで身体を鍛え上げたか、技術を磨き上げたか。

高校時代にマスコミの注目を集めた選手であっても、そうでなくても、大学三年生になる時点で、どれだけの存在感を漂わせる選手になっているのか、これからの二年間が勝負です。

そこをターゲットにして、新人たちには頑張って欲しいです。
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ところで、今日の日経朝刊を読んでいたら、「東北縦貫線、開業1年延期」という記事がありました。

東北縦貫線とは、常磐・東北・高崎の3路線を東京駅まで延伸して東海道線とつなぐという計画。
すなわち、歴史と伝統を誇る東京駅が、途中停車駅の一つになってしまうということですから、少し複雑な思いがあります。

しかし、その一方で、北関東の主要都市と大手町・丸の内・日比谷などの本社集積地が鉄道で直結されることは、様々な分野で大きなインパクトがあります。

例えば、東京駅までの一時間通勤圏が、かなり変わるからです。


今日の記事は、その東北縦貫線の開業予定が2013年度から2014年度に遅れるという内容でした。

北関東にお住まいの方々は、少なからずガッカリされているのではないでしょうか。
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YELLが20 周年

2012-04-12 23:46:26 | 大学野球
神宮球場に通う東京六大学野球ファンの多くが、一度は目にしたことのあるであろう応援紙が「YELL」。
法政OGの岡田さんが、長年にわたり自費で発行されているカワラ版、あるいは神宮球場の壁新聞というべき存在です。

その紙面から伝わってくるのは、東京六大学野球に対する深い愛情です。
それも、特定のチームに偏らない、マザー・テレサのような深い愛でして、偏りっ放しの私など足元にも及びません。
(;^_^A
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振り返ると、1960年代から70年代にかけて、渋谷や新宿の駅前で、ガリ版刷りの詩集を配っている女性がいらっしゃいました。

既成メディアからは伝わってこない、等身大の若者の声が、ガリ版刷りの文章から響いてきたものです。

岡田さんから「YELL」を受け取る時、そんな心境になるのです。
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その「YELL」が、20周年を迎えるそうです。
それを祝う動きが、各校の野球部OBとファンの間に拡がっています。

私は、岡田さんの活動に心から感謝し、そして応援していこうと思うものであります。
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週べ今週号

2012-04-10 23:39:29 | 大学野球
週刊ベースボール今週号は、東京六大学春季リーグ戦の展望記事があります。

週ベ増刊「大学野球」、あるいは神宮ガイドブックよりも取材時点が新しいので、個人的に最も信頼できるリーグ戦展望記事だと思っているのが、この時期の週べです。

その記事のタイトルは、ズバリ「戦力拮抗の東京六大学」

どのチームにも期待の新戦力がいる一方、故障で出遅れている主力選手もいます。
そして、2ヶ月間に及ぶリーグ戦ですから、どの時期にチームの調子が上がるか、下がるか。

実力が拮抗しているシーズンは、どの時期にどのチームと対戦するのかという巡り合わせで、チームの浮沈が左右されることが少なくありません。
今季は、そんなリーグ戦になりそうな予感があります。
すなわち、同じ勝ち点に数校が並んで勝率の差で賜杯の行方が決まるという、息詰まる展開になるのではないかと…。
例えば、地力を蓄えつつある東大に不覚の一敗を喫したチームが、その一敗のために賜杯を逃すという感じかと。

そうなると、
2連勝のチャンスがあれば、なりふり構わずに勝ちにいく。
どんなに劣勢であっても、1勝2敗に。
また、敗戦濃厚な試合を、例え1試合だけであっても、全力で引分けに持ち込む

各校のファンとしては、実にしんどい二ヶ月間となりますが、その分、優勝の喜びは爆発的になりますよ。
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今年の早稲田は、必ずや、やってくれます。

そんな確信を抱いて、リーグ戦に突入します。
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富士重工に惜敗

2012-04-09 22:19:07 | 大学野球
本日、神宮球場で行われた富士重工との対抗戦。
一時は同点に追いつくも、終盤に突き放されて、1対3で惜敗しました。

投手陣が踏張れば、社会人を相手にしても僅差の勝負に持ち込むことができるということが、改めて立証されました。

あとは、打撃陣の奮起に期待です。
送りバンド、進塁打などを、決めるべき場面できっちり決めましょう。

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ところで、常に週末を楽しみにして月曜日から金曜日を過ごす私でありますが、次の週末ばかりは頭が痛いです。

14日の土曜日は、東伏見でのオープン戦で迷いはありません。

しかし、翌15日の日曜日は、どうしたものでしょうか。
東伏見で、拓殖大学とのオープン戦(最終戦)
秩父宮で、オール早慶明ラグビー
そして、隅田川では早慶レガッタ。

こういう競技日程は、私のような人間にとっては辛いの一言です。
(><)

このブログを訪問してくださる早稲田スポーツを愛する方々は、どんなご予定を組んでいらっしゃいますか…!?
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ホンダに完敗

2012-04-08 21:35:38 | 大学野球
本日行われたホンダとのオープン戦は、2対11で完敗しました。

社会人チームは、ちょっとした隙を見逃さずに攻めたててきます。
悔しいですが、彼我の力量の差を感じざるを得ませんでした。

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早稲田としては、社会人チームからは大量得点が望めないわけですから、守りに守って僅差の試合展開に持ち込みたいところ。

しかし、試合の序盤に併殺を取るべき場面で、おあつらえ向きの強い内野ゴロを打たせたにも関わらず、打球処理にもたついて、二塁のアウトのみ。
その一つのプレーが、大量失点を招いてしまうのですから、野球は怖いです。

試合終了後、併殺を逃した内野手に対して、激烈な特守が行われました。
恐らく、数え切れないほどの打球を受けた彼の身体はアザだらけでしょう。

ネット裏の私たちは、見守ることしかできません。
このアザの痛みを糧にして、六大学を代表する名内野手と呼ばれるよう、彼には頑張って欲しいです。
彼には、そうなるだけの素質、伸びしろが十分に備わっているのですから。

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今日は、投手5名が登板しましたが、新人の内田投手(早実)の投球に私は感心しました。
あの速球のキレは、大学野球においても将来性十分です。
地道に体づくりをしていけば、上級生になった時に先発組の一角を担う器だと思いました。
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さて、早稲田OBの伊藤貴樹くん(秋田高校-早大-宮城県立高校教員)が、この4月に盛岡一高から陸前・高田高校に転勤になりました。

伊藤くんは、越智良平主将(宇和島東)、和田毅投手(浜田高校)らと同期生。
四年生の時にはレギュラー左翼手として春秋連覇に貢献し、ベストナインにも選ばれました。
不滅のリーグ4連覇の前半を支えた名選手です。

高田高校では野球部長を務めるということですから、佐々木明志監督(水沢高校-早大)との強力な早大OB指導陣が実現します。

大津波のために、今も仮校舎での授業と練習を余儀なくされている高田高校。
様々な困難があると思いますから、私たち早稲田OBも力を合わせて応援いたしましょう。

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その伊藤貴樹くんが卒業した後、左翼手に抜擢されたのが米田文彦くん(早実-早大-ホンダ)

前年の春秋連覇を引き継いで、再び春秋連覇を達成しました。
特に、秋のシーズンの10勝0敗の全勝優勝は圧巻でした。

その米田くんが、ホンダのマネージャーとして、東伏見にやってきました。


早大在学中の米田くんは、元旦から東伏見の室内練習場で打ち込みするぐらいの野球の虫でした。

彼の目には、現在の早稲田はどんなチームに見えたのでしょうか。
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