いつだったか週刊誌で紹介されていた
『家族という病-下重暁子-』。
タイトルが気になっていた。
年末にふらりと図書館に寄ったら
新刊コーナーにあって迷わず借りた。
ここに残しておこうと思っていた矢先、
偶然友人にその本のことをこんな風に
伝えていた…。
気持ちが高ぶっていたから
投げやり気味かもしれない。
"家族といっても個の集まり、
分かりあえているようで全くわかっていない。
でもだからといって"家族だから"…と
個を偽ることはない。
一方で、著者は両親や兄をもっと分かりたかった。
そのために話をすればよかったと
血の繋がった家族には後悔しているんだけれどね。
本人は籍を入れていないパートナーと二人暮らし。
独立採算制で生き生きとしている。
共感できない部分も多々あったけれど、
あ、家族ぶることないんだってスッキリした。"
人はそれぞれの役割を演じている…
それは人生そのものなのかもしれないと
思うことがある。
けれど、一抹のさみしさも感じていて、
この本で合点がいきそうな分からないような…。
☆シリーズ2も出ているらしいけれど
読む気にはならない☆
オール読物に連載されていたという
『中島ハルコの恋愛相談室-林真理子-』。
年齢も性別も地位も知縁も…気に留めず
誰であろうとどんなややこしい相談事だろうと
バッサバサと斬る。
その明快な答えは言葉はきついけれど
優しさものせられていて心地よい。
こんな女性には到底なれないから
純粋な憧れも抱いたりして、
イケイケ!と応援してしまうのでした。
☆そんなハルコも不倫に悩んだりする…
実在しない彼女の人間味を感じる☆
『死なないつもり-横尾忠則-』というタイトルに、
ん?でもこの人もう80だよね…と手に取った新書。
パラパラとめくって
"無心より無頓着"という言葉に引きずられた。
家事をしながら、
稽古事に付き添いながら、
娘の相手をしながら、
頭もじゃもじゃ、
鋭く何かを見据えているような、
一方で見切ってしまってボワンとしているような
著者を思い浮かべながら読んだ後、
体内で絡んでいた糸がスーッと
ほどけた感じがした。
-物事に対して執着しない。
理屈をこねたり、意味を求めたりしない。
そんなことどっちでもいいじゃないか、
というようにこだわりをできる限り減らす。
気になることをできる限り減らしていく。
-創造は時間を止めるのです。
創造には寿命がありません。
-老齢になると自然に欲望も執着も消えて、
好きなことだけが残っていく。
隠居の本当の意味は好きなことで忙しくすること。
-病気や怪我はつらいけれど、
そこから少しずつ回復へと向かう道のり、
兆しは、一つの希望になる。
-子どもは目的を持って物事に当たらないし、結果も考えない。
今やっていること自体が目的。
(略)常に初心で見て、結果を考えずに
そのこと自体を楽しむこと。
そして好奇心を持ち続けること。
これが創造の必要条件です。
-そもそも子どもは親の思い通りにならないものですよ。
魂が違うから。親からDNAは受け継いでいるけれど、
魂はそうじゃない。それぞれが独自の魂遍歴をして、
この世に生まれてきている。
本の覚え書きとして、
これからも残していこうと思います。
☆来年もまた…☆
私の実家は本の少ない…というか
ほとんどない家だった。
絵本の記憶もあまりない気がする。
それが原因…という訳ではないと思うけれど、
今も読書量は極めて少ない。
娘が図書館で次々と本(漫画含む)を借りては返し、
主(あるじ)の書棚もあふれんばかり。
一方で、私は週1冊ならば御の字といったところ。
それもほとんど記憶に残らない。
けれど、何だか変わりそう…なのである。
きっかけは図書館の新刊棚に並んでいた
『読んだら忘れない読書術-樺沢紫苑-』。
-すきま時間を活用
-15分45分90分単位で読む
-気づきにはマーカー&メモ
-読み切る目標を定める
-自分のレベルに合う本を選ぶ
-読後は3回レビュー(感想・引用)
などなど、その術は理由も含めて
なるほど~と思うことばかり。
娘が「ちょっと待ってここまで…」と
寝る時間も惜しむのも、
主(あるじ)が活字中毒なのも、
分かる気がしてきた。
〇十年分の読書をこれからの人生で
取り戻したい…そんな感じだ。
これからが楽しみです。
☆毎年輝きが増す☆☆☆
ある新聞の書評で
★がたくさんついていたのか、
雑誌のそれで妙に気になったのか忘れたけれど、
図書館で予約していた本が
ようやく貸し出しOKとなった。
そんな予約本が常に貸し出し最大数である
10冊もある上に、
待ち人が何十人…時には100人以上
なんて時もあるからメールで
『予約していた本が…』
のメッセージがあってもその本のこと自体
忘れてしまっていることさえある。
先週、そんなお知らせを受け取り、
ふ~ん、こんな本予約していたんだ…
と思いながら借りたのが
『「謎」の進学校 麻布の教え』。
あまり気のりしないままページをめくる。
でも、一気に、そうまさに一気に
読んでしまった。
私が通っていたのも、元は男子校。
故、ちょっぴりではあるけれど
「あるある~!」と思い、
特に文化祭での業者との折衝なんぞは、
あの時は夢中だったけれど、
仕事だったな~と懐かしくなった。
待ち本はなかなか楽しいものです。
そんなに待つなら買ったら??と
いう声も聞こえそうですが…。
☆今日、娘は浴衣を買ってもらった♪
文化祭で浴衣を着たことを思い出した♪☆
夏休みに実家で家族が集合したときのこと、
私は料理上手の義妹に夕食作りを任せ、
もっぱら盛り付けにいそしんだ。
前は何だかちょっぴり引け目を感じたりしていたけれど、
料理のセンスや勘はそうそう養えるものじゃない。
「私はもうレシピは絶対に手放せないのよね~」とため息をついたら、
これまた料理がうまい弟が
「そりゃレシピ通りにやればうまいよな。
この前、栗原はるみの本見て塩焼きそば作ったら
すっげーうまかったよ」だと。
いいなあ、夫婦でおいしいモノが作れるなんて。
…とうらやんでいても始まらない。
弟の言葉を信じ、あちこちの本屋で彼女のレシピ本を探したけど
なかなかない。
ネットという手もあるけれど、やっぱりちゃんと見てから買いたいし。
で、やっとブックオフでいいなと思う本を手に入れました♪
☆早速何品かチャレンジ!おいしいです!☆
今さらながらだけれども、
文庫本になったのをきっかけに
“1Q84”を読み始めた。
村上春樹の本は“ノルウェイの森”以来だ。
あの時は、よくわからないまま読んだ記憶がある。
主(あるじ)曰く
「話が飛ぶし、たぶん忘れては読み…って感じになるんじゃない?」
だって。
確かにねえ、映画のストーリーも忘れちゃって、
テレビで放映されても新鮮なくらいなんだけどね。
あまり乗り気せずにページをめくっていくと…、
ぐんぐん引き込まれる。
想像もつかないほどの言葉の・知識の引き出しがあって、
それがここしかないんじゃないかってパズルのように
埋まっている感じがする。
そして、ああ、そうだったんだと思う一文に出会った。
ストーリーはさておききのことだけれど、
何で私はブログを書いてるのかなあ、
でもしばらく書かないと落ち着かなくなるなあ、
そんなハテナをバサーっと消してくれた。
『君が目にした風景を、君の言葉に置き換えて再構成している。
そして自分という人間の存在位置を確かめている』
ブログは自己満足の世界…。
だけど、ストンと落ちたのでした。
☆1984年…何してたかな…区切りの年でした☆
今日は台風が直撃するかも…とあって、
幼稚園は自由登園。
その連絡網が回ってくると、
私と娘は「半日だしね…」と
すっかりお休みモードになってしまった。
そして、午前中はお絵描三昧。
娘は去年住宅展示場で作った風鈴を見て思い出したのか、
「絵の具がいい~!」と譲らず、
昔(…そう、もう数十年も前に使っていたのだから)
使っていた絵筆で描いて、それはそれは嬉しそう♪
私はその道具箱に携帯用の絵の具セットを見つけ、
まるで宝物を探しあてたかのように嬉しくなった♪
☆買ったのはもう10年くらい前だろうか
手付かずのまま…☆
絵本を借りに行った図書館で、
何気なく手に取った子育ての本。
あまり期待せずに読んだのだけれど、
これが…よかった。
するりと私の中に入り込んできて、
今、とても楽というか、
娘との関係が穏やかになった。
子育てにモヤモヤしている方におすすめの本です。
☆きっと主にも同じ気持ちで接したらいいんだろうな☆
意外なところで知り合ったママ友と、少し前にランチを外食した♪
そのお店は、乳幼児連れもwelcomで、
子供用の椅子もちゃんとベルトつき(これはとっても嬉しい)。
しかも、お昼寝してしまった時のために
ベッドにも椅子にもなる「ハイアンドロー」まで置いてある。
(実際、隣の席にいた赤ちゃんが、ママの腕の中で眠った後に使っていた)
おかわり自由の飲み物を何度お願いしても快く応じてくれるし…。
「こんな小さな子を連れて長居しちゃっていいのかな?」
そんな思いが払拭される、ママにとって居心地のいいcafeでした。
☆娘は卵アレルギー…なのに、今日だけは誘惑に負けてしまった☆