わが家には子供部屋がない。
一戸建てとはいえおよそ70㎡の狭小住宅。
2LDK+納戸のひとつを主(あるじ)が仕事部屋として使っているから
勉強は必然的にリビングとなる。
小学生まではそれでもよかった。
傍で手仕事をしたり読み物をしたり…
それが彼女にとって少しの安心材料だったのかもしれない。
けれども、この春中学生になって
やっぱりそれはやってきた。
「自分の部屋が欲しいー!」
そうだよねぇ。
私も“ 個室”を当てがわれてどんなに嬉しかったかを思い出す。
納戸をまっさらにするか、
大々的にリフォームするか、
いっそ引っ越すか、
あれこれ考えはするものの、
時はどんどん過ぎていく。
そして今、初めての定期テストを目前にした週末、
娘は私に“ リビング退去令”を発令したのだ。
「お昼と夕飯以外の時間は2階に来ないで。お母さんの気配があると集中できないから」…と。
マジか…思わず言ってしまった。
そうして私は読みかけの本に雑誌に書道セットに水筒におやつに…と持つもの全て持って寝室へ。
ベッドの脇のスペースとドレッサーを
使って黙々とやることをこなす。
家に居ながらも家事・育児以外で数時間を過ごす…
10数年ぶりかのこの出来事は
“ こんなに集中できるんだ!?”
と衝撃的でさえあった。
2.5帖でいい…子供部屋も私の仕事部屋も…
と想いは募るのでした。
☆期末テストがんばれー♪☆