先週土曜日、
木刀による剣道基本技を競う区大会があった。
去年はピアノの発表会と重なって
出場できなかった大会だ。
9つの型をより正確に美しく身につけるため、
夏前から一所懸命稽古に励んできた子供たち。
会場は試合とはまた違う緊張感が漂う。
予選、準決勝…と進んで、いよいよ決勝戦。
ビデオを撮りながらも目線はその行方を追う。
「あ…」
6つ目の型で
掛り手の娘と元立ちの相手の息が合わず、
やり直した。
だめだ。
娘もそう思ったのか、
こらえきれず涙がツーッと流れる。
肩を震わせながら…
それでも懸命にその後の型をやり遂げた。
「判定ー!」の声にバッと上がった旗の色は4本全て赤。
娘の色だった。
稽古でもいつも真剣だった
あの懸命な努力は…裏切らなかった。
☆息が合わなかったのは元立ちの因だった。
「本当に真剣になると全く違う顔になる」
指導者である教士の方の言葉をかみしめている☆
☆2017.11 箱根彫刻の森美術館
幸せを呼ぶシンフォニーの塔☆