![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/8f/1221d0d8141c7587e06fa43e38665076.jpg)
12月も目の前の土曜日、マフラーと手袋を取り出し…、8月だったか9月だったかにできたという「横浜ベイクォーター」を見てみよう!と、久しぶりに横浜に行ってきた。
当のベイクォーターは…、商業施設としてはおそらく狭い敷地に、無理やり曲線を描き出そうとしているようで、まぁ、
迷路みたい(トイレまでも)で最初は面白いな…と感じたのだけれど、
こんなに港が近いのに海を感じられないって…、もったいないなぁ…と
思ってしまった。
Uの字のように囲まれたかたちの建物。そのUの開いた口の先には、
ランドマークタワーを中心としたビル群や建設中の
マンション(かしら?)がずらりと並んでいるのが目に入るばかり。
屋上がある!と思ってワクワク行ってみると、空はすぐそばにあるのに、
なぜかとても閉塞感を覚えてしまった…。
でも、お店を一つひとつのぞけば、やっぱり楽しい。、
今の季節、クリスマスグッズが多いこともあって、とても華やかだし…。
今日のベスト3は…、ある花屋の「ブラックツリー」、
ある家電店(かな)のカエルやウサギ、りんごなどの形をした
ほのぼのとした「テレビ」、
ある家具店の片手で挽けるウサギの形をした「ペッパーミール」。
お目当てのベイクォーターを後に、
せっかくだからと山下公園までシーバスでお散歩。
寒かろうと用意してきたマフラーに手袋を身につけたけれど、
頬をなでる海風はとても心地よく、座席から身を乗り出して、
陽に照らされるみなとみらいの建物が、
視界を横切っていくのを飽きずに眺めていた…。
☆氷川丸と、その向こうにはマリンタワー。
水面近くに身を置くのは不安定なようだけど、いつもと違う感覚がいい。
いつかカヌーでゆったりとゆっくりと川を下りたい…。☆
新聞だったか、折り込みチラシだったか...、
タウン情報誌だったか...この施設の空撮写真(上空から撮った写真)
を目にした。
とても醜悪な造形に、正直..嘔吐感..。
一体だれが、あの 曲線ラインを平気な顔で引いたのか...?
どれほど格闘して あの造形をつくりあげたのか..?
(あれがもし学生の卒業設計であれば、評価はFレベル。
つまり、卒業設計を提出したので、最終カリキュラムの単位を
クリアー......、そんな程度の水準)
そして、何より....
母なる海 を目の前にした商業施設が.....なぜにあそこまで...
悲しいまでの高密度の 集積体なのか..?
あさましい、の一言......。
とっても、あさましく....、
事業主は誰だろう...という興味すら湧かない。
このようにして...、つまり..
下品な商業主義に拠り所を求めているカーストの低い連中により...
日本の街や景観は 溶けてゆく......。
綾乃さんか感じた違和感の根っこ は多分、この辺りに起因..。
きっと、曲線のラインは、外から観たとき、隣に建つ横浜そごうの丸みを帯びたカタチと何とかしてつながりがあるようにしたい…と求めたからなのかもしれないと思いました。それにしても…、商業施設にするにしても、もっと港を生かすやり方はあっただろうに…と思います。
ところで、建物とは違うのですが、これがなければ街はもっと…と思うのは…、美しいはずの、縦書きの日本語が生み出した幟(のぼり)の数々。もし、縦書きが不可能だったとしたら、簡易なだけにどの店でも出してしまう、あのヒラヒラした、安っぽい幟の文化はなかっただろうな…と、見るたび思うのでした。