父・金正日と私

話題の本ですが、買って読みました。
発売日に朝のニュースで見て、最寄駅の本屋で売られてるのを見たのですが、その三時間後に売りきれていました。
それでますます興味を持っちゃって、後日神保町へ行ったとき三省堂で買ってしまった。
東京新聞の五味記者がずっとメールのやり取りをし、マカオ・北京でお会いし、インタビューをまとめ結果です。
すごく読みごたえがあって面白かったです。
メールのやり取りなんで読みやすいし。
これ読むとほんとうに金正男さんは礼儀正しく、リベラルで、ちゃんと考えている人なんだよなぁと思った。
以前日本に不法入国した時は、放蕩息子だとばかり思ったけど、そのあとマカオで記者に囲まれて会見する姿とか見てたら、丁寧で紳士だなと思った。
この本でも短いメールのやり取りですが、それが伝わってきました。
父への思い、弟への思い、母国の将来を思う心彼自身監視されてる身なのでどうすることもできない不自由さも感じました。
一国のロイヤルファミリーとなるのも大変なんだなぁと思いました。
五味さんも粘り強くメールする姿がすごいです。
これを読んで、少しだけ北朝鮮のことが悪の国だとか、そういう風には思えなくなり、身近な隣国に思えました。
●父・金正日と私　五味洋二