BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

NZ旅行記④ミルフォードトラック(2)

2013-04-12 22:00:48 | 旅行

前半2時間ぐらい森の中を歩いたところで、お昼休憩は第一の山小屋にて。
この山小屋すごい立派。
中にはソファーや暖炉にピアノまである。
ここはガイド付きのトレッキングツアーに参加した人のための山小屋だそうです。
ミルフォードトラックを歩くためには二つの方法があって、
ガイド付きツアーに参加するか、自分で寝袋や食料を用意して歩くか。
自分で歩く人たちは国が管理する専用の山小屋に泊るとのこと。
私達がお昼を食べたこの山小屋はガイド付きの人のためのもので、
食事も全部用意してもらえるし、
シャワーもあるし、個室でベットで寝れるとのいたれりせり。
お昼はサンドイッチやフルーツ、スープやお菓子。
ガイドさんと一緒のテーブルに座りながら、食べながらいろいろ話をしました。
意外なことに彼はチリ人でニュージーランドに住む前はパタゴニアでガイドをしてたそうです。
だからかなー、他のニュージーランド人よりも英語が効きやすい。
出身はサン・ディアゴだそうだが、大都市が嫌いで自然が大好きだそうです。
ニュージーランドはチリで働くよりも少ない時間で食べていけるのに困らないし、時間もたっぷりあってのんびりできるのでこの生活が気に入ってるとのこと。
うーん、なんかうらやましい話だなぁ。
ガイドの仕事は8年やってて、チリ人の彼女もいてこの6月にチリで結婚するとのこと。
けっこうおもしろい人でランチが終わるとピアノやギターまで弾いて歌まで歌ってくれた。
めちゃくちゃうまいので拍手して聞いたら、なんと自然ガイドになる前はずっと音楽をやってたそうである。
他にサッカーもやってたと言ってて(多趣味!!)、さすが南米の人だなぁと思った。

さて、楽しんランチのあとはまた2時間ぐらいミルフォードトラックを歩きました。
橋を渡り川沿いの道をしばらく歩きました。
川の水もきれいで泳ぐウナギの姿まで見れました。
また大きなマスを釣り上げたさっきの山小屋のシェフにも会いました!
雨もちょうどあがり、森の緑がきれい。
時々森に入って苔や森を見たり。
白神山地にもマザーツリーというブナの巨木がありますが、
このミルフォーフォトラックにもブナの巨木がありました↑
いったいどっちが大きいんだろう。
(写真のはガイドさんです)
そんなわけであっという間に時間は過ぎて帰る時間に。
予定通り本の船着き場に戻り、帰る客は私達だけ。
ミルフォードトラックは一本通行なので通常引き返す客っていないのよね。
出来れば4日間とか歩いてみたかったけど。
テアナウに引き返したら、ガイドさんに別れを告げリアルジャニーズ社のバスでクィーンズタウンまで送ってもらえた。

この日の宿泊場所は1日目と同じ、タノア・アスペンホテル。
帰りはホテルに着いたのが9時過ぎだったので、もう街に出る気になれず、ホテルのレストランにて夕飯を食べました。
本日のおすすめだったフィッシュ&チップスとハンバーガー。
このホテルのハンバーガーはけっこうおいしかった!
夜は結構ぐっすり眠った、、、やっぱり半日でも歩くと疲れるみたいね。

NZ旅行記③ミルフォードトラックへ

2013-04-12 21:39:34 | 旅行

ミルフォードサウンドの観光のあと、バスで来た道を引き返しました。
他のお客はクィーンズタウンへ戻るのですが、
私達は来る途中のテ・アナウにて下車、宿泊しました。
ここに泊ったのは、次の日にミルフォードトラックをトレッキングするためです。
宿泊場所はキングズゲートホテル・テアナウ。
ここは中国人観光客が多いらしく、大型バスで中国人観光客が来てました。
チェックインした直後雨が降ってきてしばし部屋で待機。
車に寄った旦那は疲れたためか、部屋で爆睡。
雨がやまなかったらホテルのレストランで夕ご飯かと思ったけど、
暗くなる前にはうまく弱まってくれたのでレインウェアを着てお出かけ。

夕ご飯はテアナウの街にある小さなレストラン「オリーブカフェ」にて。
↑からシーフードチャウダー。
カラマリサラダ。
タイカレー。
他にハンバーガーも頼みました。
写真で見ると結構わかりづらいけど、実はかなりの量。
チャウダーなどラーメンどんぶりより大きいぐらいの器で出てきた。
サラダも同じくどんぶりレベル。
カラマリはイカフライのことです。
カラマリ大好きなんでおいしかったけど、これも量が多い。
前菜のチャウダーとサラダですでにお腹いっぱいになりました。
しかもチャウダーもサラダのドレッシングもベースがタイカレーと同じカレーソースなんで、正直カレーは飽きちゃった感じです。
NZも日本と違って一つ一つのメニューの量が日本の2倍くらいあるので要注意。
食べきれずに大金浸使ってしまった。


翌日の3日目は、リアルジャニーズ社主催のミルフォードトラック一日ツアーに参加しました。。
アウトドア天国のNZではトレッキングがお年寄りから子供までとってもさかん。
国のあちこちに様々なトレッキングコースがあります。
ミルフォードトラックはその中でも「世界一美しい散歩道」と言われています。
55kmですべてを歩くには4日、5日かかると言われています。
今回の私たちの旅行はトレッキングツアーではないのでどうしようかと思ったのですが、
一日だけこのトレッキングルートをお試しで味わって歩くツアーがあると聞いたので、
せっかくNZに来たのだからと参加してみました。
このトレッキングルートの入り口はテアナウから車で25分のテアナウダウンという港から船で1時間ほど行きます(船じゃないといけないとこがまたイイネ!)。
リアルジャニーズ社では船まで持ってて、船長さんまでいます。
船には私たちのほかに、自分たちで4泊5日でルートを歩くNZの団体さんもいっぱい乗ってきました。

船を降りたらガイドさんと一緒にトレッキングスタート。
小雨が降ってきたのでレインウエアを着ながら森の中を歩きます。
所々珍しい植物や動物がいたらガイドさんが説明してくれます。
英語ガイドさんなので所々旦那にも私が通訳します。
もちろん私のリスニング能力も低下してるし、
説明内容が難しいのですべては理解不能なんだが、
外国人のガイドさんっていうのはやっぱり説明がうまいというか、
身振り手振りも交えて一生懸命面白く説明してくれるのでわかりやすい!
NZの歴史やら植生のこととか、
まるで理科や地理の勉強を思い出す。
NZの森は世界で一番南にある温帯地方にあるレインフォレスト(雨林)です。
日本でいうと近いのは屋久島みたいなイメージ。
氷河の削った堅い岩場の岩盤の上に苔やシダなどの植物たちが根を張っている。
最初に苔が来て、地衣類、その上に樹木が種を宿す。
雨も降って緑もより美しく、水を含んだ苔が素晴らしい。
またシダはNZのシンボルにもなる植物。
シダって日本じゃ地味な植物だけど、なんでシダがシンボルなの?ってガイドさんに聞いたら、
どうやらNZの先住民マオリのシンボルでもあったみたい。
マオリの人たちはシダが小さいうちはぜんまいのように丸まっているのが、大きくなるにつれて枝が分かれていき、それが子孫繁栄を示すと考えシダをシンボルにしたんだって。
だからマオリの伝統的な刺青にはシダの模様があるとのこと。
そういえばNZ航空のマークもシダだし、ラグビーのナショナルチームもシルバーブラックというシダです。
日本じゃ地味っぽいシダですが、なんかNZ人の人柄そのもの(地味だけど美しい。。。)という感じがしました。