4月第一日曜日、久しぶりにチキサニの森さん主催の「森のお散歩会」に参加してきました。
初春の4月に森へ行くのは初めてです。
森は夏に行くものと思っていたので、この時期に山を歩くのとても新鮮でした。
まだ雪が解けたばっかりでぼんやりした色あいの森ですが、
植物たちは着々と春に向けて動き出してました。
集合場所へ行く道沿いに素っ裸の木々が淡い萌木色になっていて、
春の息吹を感じました。
当日は開始時刻にはとてもいい具合に晴れてくれて、
ポカポカ陽気にうれしくなりました。
場所は浅虫の森林公園。
赤松を中心とした大きな公園で散策道がいろいろあります。
初めてくる場所でした。
スタートして最初は冬芽の観察です。
↑の写真はミヤマガマズミの冬芽。
なんか細かいふさふさの毛が出てますね。
オオカメの木やガマズミ・ミヤマガマズミ、ホオノキなど色々な冬芽を見て回りましたが、
それぞれ違ってて面白かったです。
冬芽はこんなに小さいのにそれぞれもう特徴が出てるんですね。
今はやりのクロモジの木もたくさん見つけましたが、葉がなくとも幹の模様が特徴あるのでわかりやすい。
スタート地点に多かったシダの木。
常緑ですよね・・・この濃い緑色。
よく見たらとてもきれいで触っても痛くなかった。
ニュージーランドに行って以来、シダがすごく魅力的に見えたりします。
しなやかな分、雪の重みにも負けないのかなぁ。
雪が解けて真っ先に顔を出すフキノトウ。
春の象徴ですね。
今回教えてもらって「へぇー」となったのが、フキノトウに性別があるということ。
こちらはちなみに♂であります。
お花に特徴があって花の数や色まで違うらしく、私にはあんまりよくわかりません。
見分けがつくといっそう楽しいかも。
フキノトウと言えば最近よく加工品を食べてます。
道の駅などで見かけて、てんぷらやらばっけみそ(フキノトウの味噌漬け)おにぎりやら。
ほろ苦くて、、、でもあの苦さがたまらず好きです。
登ってくと黄色い小さな花をつけた樹木がいっぱいの場所にでました。
マンサクの花です。
たしか弘前公園の北の郭あたりにもマルバマンサクだっけ?
一本あって、ニュースになり見に行きましたが、
山の方がそこかしこに咲いていていいですね~。
この花が咲くと桜の開花も予測できるんですよね?
今回は鳥もたくさん見かけて、シジュウカラやらエナガやら、アカゲラまで!
思わぬバードウォッチングができて楽しかったです。
小鳥たちも巣作り開始で活発で忙しそうでした。
今度は鳥のガイドブックに双眼鏡持ってくるべきね。
目的地の陸奥湾展望所に到着。
眺めがいいです~。
ここから見ると陸奥湾のぐるりとるく囲まれたのがよくわかります。
遠く津軽半島や下北もよく見えます。
写真はチキサニの森さんに頂きました。
パノラマでうまく撮れてて素晴らしい。
ここでしばしお茶とお菓子で休憩。
こういう時はチョコレートがほんとにうまく感じる。
そしてブレンドしたハーブティー。
さわやかでとってもおいしかった♪
帰りは来た道から別れて、アカマツの並ぶ道に出て戻りました。
標高の高いアカマツの群落に驚きます。
なかなかこういう道ってないかも。
アカマツは乾燥した条件の悪い荒地でもよく育ち、
パイオニア(開拓者)と言われてるそうです。
何とも力強い樹木ですよね。
そのせいかな、アカマツの木のそばでしばし瞑想時間があったのですが、
ブナの時とは違い、なんだか男性的なお父さんみたいな空気を感じました。
木肌もごつごつしててかっこいいよね。
そんなこんなで無事スタート地点に戻れました。
冬芽鑑賞、お花鑑賞、鳥鑑賞ありの楽しい散歩ができて感謝です。
久々の森歩きで気持ちもリフレッシュできたし、やっぱり外は楽しいです。
また機会があれば参加したいですねー。