BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

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天と地の守り人

2011-07-21 22:16:39 | 読書感想文
ついに守り人シリーズもクライマックスだ。
一年に一冊の文庫をどんなに心待ちにしてきたか。
それがなくなるかと思うとちょっとさみしいな。
最後の「天と地の守り人」は第一部 ロタ王国編、
第二部 カンバル王国編、第三部 新ヨゴ皇国編と三部作。
めっちゃ豪華。
久しぶりに読むので、やっぱり面白い。
長いけれどあっという間に読めたよ。
前作でチャグムが海に飛び込んでからどうなっていくのか気になって気になって仕方がなかった。
でも今回すごく成長した姿を見て、バルサではないけれどなんだか感動。
ちっちゃな男の子が大人に成長するのって頼もしい。
でも彼にとっては、ほんとに大変な成長だったね。
最後の最後まで父である帝とは親子っぽい会話はなかったけど、お母さんが彼のもとに駆け付けたシーンはいいなぁと思いました。
チャグムも生き残ったし、タンダも助かったし(バルサと一緒になったし)、よかったな。
それにヨゴと同盟を組むカンバルやロタの事情、敵国であるタルシュ王国の問題や闇など、一国の話にとどまらないスケール差がいいね。
いつも思うのだがどの国にもそれぞれの事情で動いてるなぁ。。。と。
個人的にカンバルがやっぱり好きだな。
そして忘れてはならない異世界ナユグの存在。
クライマックスにふさわしく、ナユグに春が来たねー。
ナユグ行ってみたい。
すごくきれいな描写がまたいいですね。

〇天と地の守り人 上橋菜穂子 新潮文庫

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