昨年の秋、湖北は木之本町での趣味のサークルが、秋の交通安全運動に協力した新聞記事があった。これは格好のネタとして、私のブログののエジキにされたのは、読者のみなさまの記憶に新しいと思う。
しかし夫・H氏の記憶には残っていなかったようなので、彼のために少し引用してみる。
場所は湖北、木之本町の国道8号線である。見出しは『甲冑姿で交通安全呼び鰍ッ、女性職員も千代に扮し和服姿で参加』とある。
賤ヶ岳七本槍(やり)にちなみ、甲冑(かっちゅう)姿の「武将」たちが、交通安全を呼び鰍ッる街頭啓発が19日におこなわれたというのだ。秋の全国交通安全運動(21日~)のプレ・イベントである。
伊香郡交通安全協会の企画だが、メンバーは「手づくり甲冑クラブ」のメンバーで、厚紙などを材料に半年がかりで作った甲冑を自ら着用して登場したのだ。
「手づくり甲冑クラブ」!!
そのまんまなのに、なんと楽しくも微笑ましいネーミングであろうか。半年がかりで作ったヨロイカブトを着用する晴れの舞台では、さわやかな秋の風にはためく「交通安全」の幟(のぼり)を手に微笑む、80を越したじいちゃんの大満足の姿が。
彼のもう一方の手には、交通安全啓発の言葉が入ったティッシュペーパーが複数握りしめられている。
ほとんどエジキにした本人さえ忘れかけていたが、今日の新聞を見て突如「手づくりの甲冑」を身にまとい、得意満面でティッシュを配っていたおじいさんの笑顔を思い出したのだった。お元気にしていらっしゃるだろうか。
今日の新聞記事は「冬の北国街道であそぼう」という観光誘客イベント開催の模様を報告している。「湖北路にSLを走らせる実行委員会」が冬期SL運行に合わせて2003年より始まったイベントである。例年は雪だるまを並べて観光客の目を楽しませていたらしいが、今年は暖冬による雪不足で、雪だるま大作戦は中止になった模様。
かわるものとして、軒先に写真を展示したり、室内に住民手づくりの工剣iや手訣?iを展示する「まちかどギャラリーin木之本宿」に変更された。また、「きのもと交遊館」では、地元の公民館サークルや高校生の絵画や手訣?iが展示されているらしいのだ。
地元の公民館サークル! におう、これは間違いなく「手づくり甲冑サークル」暗躍のにおいが・・・っていっても、目を皿のようにして活字を探しても、どこにも「そのまんまなネーミング」の固有名詞はでてこなかった。
しかし。固有名詞など、このサークルには必要ないのだ。なぜならカラーで添えられた大きめの写真の半分は、まっさらぴかぴかのヨロイカブトが並んでいたのだから。骨董でも中古ですらないまっさらなヨロイカブトは、まさしく「手づくり」された「甲冑」以外のなにものでもない。
しかも今回の展示品の写真を仔細に見れば、刀は言うに及ばず足に巻く脚絆まで、フルコース作成されていることがよくわかった。どれくらい手間ひまがかかったものか、唖然とするほど豪華絢爛で丁寧な造りである。趣味のサークルの域をとうに越えているような気も。
「手づくり甲冑クラブ」恐るべし。大変な甲冑オタクの少数精鋭部隊が、クラブの日のみならず、昼夜を忘れてご家庭でも甲冑作りに余念がないのでは、と想像される。春の交通安全運動を目指し、比較的農作業の少ない冬期に、思う存分甲冑づくりに明け暮れておられる様子が目に浮かぶようである。ガンバレ、「手づくり甲冑クラブ」! そのうち木之本町の団塊の世代がこぞって入会され、いまのうちに匠の技を受け継がれて行く事を、密かに願っている次第である。
しかし夫・H氏の記憶には残っていなかったようなので、彼のために少し引用してみる。
場所は湖北、木之本町の国道8号線である。見出しは『甲冑姿で交通安全呼び鰍ッ、女性職員も千代に扮し和服姿で参加』とある。
賤ヶ岳七本槍(やり)にちなみ、甲冑(かっちゅう)姿の「武将」たちが、交通安全を呼び鰍ッる街頭啓発が19日におこなわれたというのだ。秋の全国交通安全運動(21日~)のプレ・イベントである。
伊香郡交通安全協会の企画だが、メンバーは「手づくり甲冑クラブ」のメンバーで、厚紙などを材料に半年がかりで作った甲冑を自ら着用して登場したのだ。
「手づくり甲冑クラブ」!!
そのまんまなのに、なんと楽しくも微笑ましいネーミングであろうか。半年がかりで作ったヨロイカブトを着用する晴れの舞台では、さわやかな秋の風にはためく「交通安全」の幟(のぼり)を手に微笑む、80を越したじいちゃんの大満足の姿が。
彼のもう一方の手には、交通安全啓発の言葉が入ったティッシュペーパーが複数握りしめられている。
ほとんどエジキにした本人さえ忘れかけていたが、今日の新聞を見て突如「手づくりの甲冑」を身にまとい、得意満面でティッシュを配っていたおじいさんの笑顔を思い出したのだった。お元気にしていらっしゃるだろうか。
今日の新聞記事は「冬の北国街道であそぼう」という観光誘客イベント開催の模様を報告している。「湖北路にSLを走らせる実行委員会」が冬期SL運行に合わせて2003年より始まったイベントである。例年は雪だるまを並べて観光客の目を楽しませていたらしいが、今年は暖冬による雪不足で、雪だるま大作戦は中止になった模様。
かわるものとして、軒先に写真を展示したり、室内に住民手づくりの工剣iや手訣?iを展示する「まちかどギャラリーin木之本宿」に変更された。また、「きのもと交遊館」では、地元の公民館サークルや高校生の絵画や手訣?iが展示されているらしいのだ。
地元の公民館サークル! におう、これは間違いなく「手づくり甲冑サークル」暗躍のにおいが・・・っていっても、目を皿のようにして活字を探しても、どこにも「そのまんまなネーミング」の固有名詞はでてこなかった。
しかし。固有名詞など、このサークルには必要ないのだ。なぜならカラーで添えられた大きめの写真の半分は、まっさらぴかぴかのヨロイカブトが並んでいたのだから。骨董でも中古ですらないまっさらなヨロイカブトは、まさしく「手づくり」された「甲冑」以外のなにものでもない。
しかも今回の展示品の写真を仔細に見れば、刀は言うに及ばず足に巻く脚絆まで、フルコース作成されていることがよくわかった。どれくらい手間ひまがかかったものか、唖然とするほど豪華絢爛で丁寧な造りである。趣味のサークルの域をとうに越えているような気も。
「手づくり甲冑クラブ」恐るべし。大変な甲冑オタクの少数精鋭部隊が、クラブの日のみならず、昼夜を忘れてご家庭でも甲冑作りに余念がないのでは、と想像される。春の交通安全運動を目指し、比較的農作業の少ない冬期に、思う存分甲冑づくりに明け暮れておられる様子が目に浮かぶようである。ガンバレ、「手づくり甲冑クラブ」! そのうち木之本町の団塊の世代がこぞって入会され、いまのうちに匠の技を受け継がれて行く事を、密かに願っている次第である。