バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

大晦日、そして日本の人に知ってもらいたいこと

2018-12-31 10:06:00 | テニス留学
3つのクラブの遠征が、帰国となり、ちょっと寂しい大晦日ですが、まだ短期留学生や長期留学生が大晦日の今日もいつものように練習に励んでいます。

この仕事をしていて感じること、そして日本の方にちょっとしたヒントになるかなと思うことを書こうと思います。

テニスのトーナメントによく参加していたライアンくん9歳のお母さん、うちのクラブ生ではありませんでしたが、フレンドリーでよく試合の時も旦那さんが、進行などよく助けてくれました。そのうちアカデミーでレッスンを受けるようになり、ライアンくんの妹もホットショットに参加するようになって、このお母さんは特別にお願いしたわけでもないのですが、日本の留学生にとても親切に対応してくださり、自分のお子さんたちの学校で行われた行事に留学生を連れて行ってくれたり、食事に連れて行ってくれたこともありました。

そしてさっき私に、良い年を迎えてねーとSNSメッセージをくれたので、お返事したら、今すぐ近くにいるから、デイビットの好きなバーベキューポーク買ってきてあげようか?と。
遅くまで仕事をしていてその後食事を作っている私にとっては、最高に助かることなので、ぜひ
買ってきてくれる、お金払うから、お願い、と言ったのに、彼女はお金は一切受け取ろうとしませんでした。

日本でなかなか親しい人以外ここまでする人は少ないように思います。
でもこれが現地の人と仲良くなるためのコツなのです。
これは特別にお金持ちだからそうするわけでもないと思います。

留学生をお世話していて感じるのは、やはり文化が違うから、自分のことで精一杯になりがち、自分さえよければ、という姿勢になってしまいがちで、現地の人に与えること、返すことを忘れてしまう人が多いようです。
単なるありがとうだけでは伝わらない気持ちも、助けてあげたり、自分から何か貢献することで気持ちを伝えることができ、そこから信頼を得て、友情関係を結ぶことができます。ただ「友達になってね」なんていうことはありえないです。

日本人ならではの気使い、とかってよく日本にいた頃聞いていましたが
30年オーストラリアにいる私にはオーストラリアの人の方が、気がつくと感じています。(ごめんなさい)
相手がどう思うか、この状況で周りの人はどう感じているか、オーストラリアの人はよく気がつき、とっても優しいです。
もう1つの例ですが、ビンスはよく大人の生徒さんにビールをご馳走することがあります。
日本では上司におごってもらったら、そのままで終わりますが、オーストラリアではシャウトというシステムがあり、おごってもらったら、ありがとうございますとおごってもらったままでは失礼なのです。
パブで、マイシャウト、というのは自分のおごりね、と言う意味で全員にビールを買う、じゃあ次は僕の番と順番におごっていく、それがオーストラリアのやり方です。年齢は関係ありません、年上だから、上司だからお金持ちだから奢るわけではありません。

私ももっともっとオーストラリアで与えられる人間になりたいと思う大晦日でした。
皆さん良いお年をお迎えください。


29日のパーティー最高に楽しかったです、皆さんありがとうございました。


クリスマスとマンリー

2018-12-30 11:17:00 | テニス留学


忙しいクリスマスが終了し、恒例のマンリーの大会です。
最初のうちは送り迎えだけでゆっくり試合を見ることはできませんでしたが、やっぱり会場に行くと、この大会だけは毎年何がなんでも出たい人がたくさんいるのがよくわかります。
今年はオープンシングルスのエントリーが、私たちの大会の方が多かったにしても、この1933年から行われているマンリーの大会はやっぱり特別です。



今スペシャルシングルスでゆうこさんが決勝で健闘中です。今年も20名以上のエントリーをして、9日間の遠征をしていた両洋高校生も皆試合を経験しました。
この3-4日間は毎日暑く、オーストラリアらしい気候です。さあこれからがもっと楽しい1ヶ月になります。


大会が終了です。

2018-12-23 17:57:00 | テニス留学
19日からスタートしたゴールドレベルのマネートーナメントも終了です。
とても楽しい5日間でした、320名のエントリー、シドニーで試合やコンペに出ている人たちはほとんどが出ていたんじゃないかと思うぐらい、この大会で色々な選手やそのご家族と再会できて楽しかったし、ハイレベルのテニスを見ることができて、この時期に留学している人たちは皆大興奮でした。

途中大変なことがいくつもありました、まずは開始の数日前に冷蔵庫が壊れてしまったこと、最初の2日間の雨、それも雷とすごい夕立と大雨で電話が通じなくなりインターネットもなし。1日目と2日目の大量の雨で、クレーコートがあたかもプールのような状態になり、次の日使えるのかどうかさえわかりませんでした。それだけでなくてもクレーの管理はものすごく大変な仕事です、でもこのクレーコートでの試合だから、クレーでやりたいからと言って復活してくれた選手も数名いましたので、アカデミーの底力を発揮して家族全員で団結し、無事終了しました。
途中ピリピリしていたレフリーも最後は大きな笑顔でした。

この大会でオーストラリアがますます好きになりました。団結力や人を助ける気持ちがやっぱりオーストラリアはすごいです。小さいことは気にしない、スッキリさっぱりの精神も大好き。たくさんの笑顔とたくさんのありがとうで、私たちも幸せです。

21日から遠征がスタートした高校生16名と先生、そして中瀬コーチ遠征のグループ参加などなどでアカデミーは大変賑わっていますよ。次はマンリーです、カモン。ok




大好きな夏です。

2018-12-14 13:37:00 | テニス留学
12月の中旬になり、ショッピングセンターはとても人が多く、ものも豊富で、ショッピングが好きな私にはとても楽しい時期です。
このクリスマスの時期に参加する方達は、クリスマスの時期にホームステイ先で受け入れてもらえること、そしてそこでオーストラリアの人がどんな風にクリスマスを過ごすのか、経験をすることができます。
日本では決して想像ができない過ごし方ですよ。

日本から留学する人には、オーストラリアの良いところを全部知ってもらいたいです。
素晴らしい気候、美味しい果物、自然、自由でハッピーな人たち、そして私が一番好きな正義を主張することができる場所。年齢も国籍も人種も関係なく、みんな平等でスポーツが大好き。

ではその良さを知るためには、留学生はどうすべきか、色々な人と話をして、色々なところに首を突っ込みやってみることです。なんでも受け入れてみる、日本ではしないこともやってみることです。



アカデミーでの大会が始まります。

2018-12-12 11:52:00 | テニス留学
おとといの日曜日がアカデミーでのオープン大会、大会の締め切りでした。
なんと今年は320名ものエントリーがあり、(去年は240)特に男子シングルスは140名。
5日間ありますので全員にチャンスがあるようにと願っています。
どのような形で行われるかはテニス協会が決定します。

今年は特にカムバックしてエントリしてくれた選手が4名、特に自分の娘息子と同じ世代でジュニア時代活躍していた選手たちなので私としても個人的にとても嬉しいです。
これだけのエントリーがあるということは、みんな楽しみにしてくれているんだなと、光栄に思っています。
19日からの毎日がとても楽しみです。

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