バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

先入観

2019-08-29 14:36:00 | テニス留学
長期滞在の生徒とお別れの日はいつも特別さみしさを感じます。
特にその人が大きく変わったことがよくわかるとき、さみしいですが、満足感とどんな将来が待っているのかなと期待感もあります。

私も毎日のように、どうしたら日本からの留学生にバークレーアカデミーを、そしてオーストラリアをエンジョイしてもらえるか?と考えますが、やはり先入観を持たないでオーストラリアだから何でも受け入れる姿勢を持つことがまず一番大事かなと思います。

フィルターなしにビンスの思いをそのまま生徒に伝える時、勘違いされることもありますが、
そのビンスの本当の心が見えたら、それは勘違いだったことがわかり、そこでコーチとの強い信頼関係につながるという経験を何度もしました。
そしてそういうことが本当のカルチャーショック、異文化体験であり、想像しない何かを知ることができるのは、単なるお客さんとしての留学ではない、意義ある素晴らしい留学体験になるのです。
私もオーストラリア生活で何回も思い違いをしていた自分に気が付かされました。

だから私はあたふたしてはいけないんだと、強く自分の信じることを貫いて、わかってもらえる努力をすればいいんだということを確信しました。

夏休みに留学した後メールをくださったご父兄や生徒の皆さん、ありがとうございました。
みなさんからのメールで私も一つステップアップできました。




日本の夏休みも終わり2

2019-08-28 13:07:00 | テニス留学
ビンスは時々お別れ会の場で、生徒たちにスピーチをして、ということがあります。

またレッスンの中では一方的にああしてこうして、というのではなく、質問を求めたり、意見を求めながら行われます。
質問質問ってうるさいなあ、質問なんてないよ、早くボール打たせろって思いながらレッスン受けている人もいると思うのですが、その質問することは実はとても大事なことなんですね。

あまりよく知らない人と会話をしなくてはならない状況にあるとき、質問することで会話が広がっていきます。特にオーストラリアでは知らない人とずっと黙って会話しないよりも、こんにちは!自分の名前は、、、です、と紹介してその場の雰囲気をよくして、自分は怪しいものではないから、という安心感を相手に与えようとします。

また質問することから、そのことに自分は興味を持っているという証にもなり、そのことについて自分があとで考えるきっかけにもなるし、記憶にも残ると思います。

そういう質問やスピーチをすることは、本人の自信にもなり、テニスでもとても大事なことだと思います。




日本の夏休みも終わり。。。

2019-08-27 10:06:00 | テニス留学
日本の夏休みもそろそろ終了の時期になりましたので、シドニーも春が待ち遠しいです。
日は長くなり日差しも強くなってきていますので、あと少しです。

日本から夏休みにとても多くの方が参加してくれました。
もちろん国が違いますから、また言語が違い、文化が違いますから、どうして?と思うことがあったり、ここでこんなことしていいの?など戸惑ったり驚いたりすることがあるのは当然です。
ですから間違ってしまったり、勘違いがあったり、うまく自分の思いが伝わらなかったりする経験もあって当然だと思います。

私も成長した子供たちが外国に行くことは多かったし、そしてあえて外に出していろいろ経験させたいと今でも思っているから、ご父兄の気持ちもわかるし、お子さんたちに何を学んでほしいか、という意図もよくみえるので、失敗したり、ちょっと怒られたりびっくりしたりする経験をしてみることも、みんなの成長のためだと思って見守っています。

20年ぐらい前にある日本のご父兄から留学前にお食事に誘われ、その席で熱くお父様が、うちの息子にオーストラリアではぜひ、苦労させてやってほしい、ぜひオーストラリアでたくさん悩ませてやってほしい、それが彼のためになるからと、言われたことを思い出しました。

今の時代はそういう傾向ではないのかもしれませんが、あの時の熱く語ったお父様に少しびっくりしましたけれど、その気持ちが今とてもよくわかります、あの時の息子さんはもう成長されていますが、どうしているかな、と連絡を取りたくなりました。smile

夏休みに留学したほとんどの皆さんから連絡があり、とてもよい経験ができテニスも上達したことがわかったので、よかったなあと思っています。また12月を楽しみにしています。



良いことは良いと大きい声で

2019-08-02 14:55:00 | テニス留学
日本から留学生が数名短期で参加しています。
日本の感覚を忘れてオーストラリアを満喫してもらうために、オーストラリアの良さを感じてもらうために日々いろいろな工夫をしています。
(みんなが気が付いてくれているかどうかはわかりませんが。smilesmile

ビンスと生徒でのよくある会話で、ビンスが、今日のレッスンどう思った?とかオーストラリアエンジョイしている?とか、何々についてどう思った?と聞かれたとき、まず日本では自分の意見を大人の人に伝えることがあまりないのだろうという印象と、どう思った?と聞かれてみなどう答えていいのか戸惑う人が多いです。
きっと私も16歳17歳のころ、日本で同じ質問をされたら、きっと戸惑っていたのだと思います。

もう1つ気が付くことは私が若かったころは”すごい”という言葉をもっと使った記憶があります、でも最近の若い人はあまり使わないのか?あまり耳にしない気がします。
もっと良いことに対してすごい、とかいいーって言ってしえばいいのに、周りの目が気になるからでしょうか、それが言えた方が西洋社会では、うまくいきます。これ大好き、とかこれすごいよね、これいいねーっていう簡単な英語を大きな声で相手に伝えられたら、すぐ友達はできるし、すぐ会話も進みます。

どちらかわからない、どっちでもいい、ただ相手に合わせるだけのあやふやな答えは、相手には理解されないので、会話が進みません。自分の意見がしっかりあった方がその人の個性がでていいのです。
もっともっといいことに、いいねーって大きな声でいえるような、そういう人の方がオーストラリアではうけます。だからビンスに、これこれのことどう思う?って聞かれたらグレート!!って一言言えるといいなあと思います。symbol1symbol1