バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

誰かのために

2022-05-15 15:29:00 | テニス留学
5月も中旬になってしまいましたが、まだお天気がさっぱりしない、まだ芝生がぬれていて、歩くのが困難な状況です。

そんな日々なので太陽が出ているだけで、とてもありがたく、うれしくて元気になれます。

さて、私の個人的な出来事から思ったことですが、自分の存在が誰かのためになっている、というのは素晴らしいことです。

自分へのメリットや自分がどうすれば得をするかをまず最初に考えるのではなくて、誰かのために、自分がいることで誰かを元気にしたり、誰かを勇気つけたり、誰かに自信を与えて大きなことにチャレンジする気持ちになったり、大変な状況から抜け出せる手助けをしたり。
何でもいいと思います。
ビンスと私はテニスで、そういうことができる人でいたいと思っています。



シドニーにはこのバークレーアカデミーのような家族経営のアカデミー、テニスクラブは少なくなりました。
誰もが家族の一員みたいな扱いをうけ、見ず知らずの人もジョークを言い、頑張った人には良くやったね、と一緒に喜び、だめなことはだめだよという、そしてコーヒーを一緒に飲みながら、年齢国籍関係なく、政治の話やテニスの話になったり。
そういう場所を提供し続けていたいです。


お天気が良いことがありがたい

2022-05-02 11:35:00 | テニス留学
5月になりました、今年はまったく暑くならなかった夏なので、まだ暑くなる夏を待っていたのですが、5月ですので、あと2週間もすると肌寒くなってくるのでしょう。

雨ばかりの夏でしたので、地面はまだゆるゆるで、芝生の上を歩くとたんぼの上を歩いているようです、なので、太陽が出るとうれしくて、カンカン照りだともっとうれしくて、
オーストラリアの人はやはり太陽と屋外が大好きなのです。

昨日のUTRはBBTカップオープン部門が延期になりましたが、ジュニアの部門は開催され、多くの参加がありました。

8時半のグループのときはもう待ちきれず走って入ってくる子供たち、そして試合が始まると、今度はご父兄が、あたかもビンスと30分ずつ面接の予約をしていたかのように、順番に。ビンスのテーブルの前にある椅子に座って、、、ねえ、ビンス、うちの子供は今これこれで悩んでいるんだけど、どうしたらいいと思う?とか、うちの子は試合になるとプレッシャーかけてしまって、自暴自棄になるんだけど、どうすればいいのかしら、とか、本当にびっくりするぐらいいろいろな方が相談に来ていました。
あーうちの娘を5年前にこのアカデミーに来させてたらなあ、といったお父さんは、いや、いや遅くない、と自分に言い聞かせてました。smilesmile

一方では、日曜日なのに働くの?とか、休まないの?とかそんなに長い時間働くの?と言ってくる人もいます、だけどビンスと私にとってはこのアカデミーのデスクにいる日々と時間がとても楽しい、家にいるよりこの場所にいる方が楽しくて。そして私が写真を撮る技術が決してあがっているとは思えないのですが、良い写真を撮りたいと思う気持ちは強く、ご父兄に喜んでもらえているのは、きっとそこに愛があるからだと思っています。自分の年齢もあるのでしょうけれど、本当に子供たちがかわいくて、アカデミーに来てくれていること、話に来てくれることがありがたいと思っています、その気持ちだけはきっと誰にも負けないからだと思います。