6月26日土曜日から7月9日までロックダウンとなったシドニー。日本のニュースにも出ていました。ちょうどスクールホリデー2週間ということで、その間の人の流れを最小限にしたいのだと思います。
テニスにかかわっていて、ありがたいと思うのは、政府のガイドラインに”エクササイズはしてもよい”と書かれていることです。生活必需品の購入やエクササイズで家を離れることは問題ないということで、少人数のテニスならば許可されています。
土曜日にロックダウンとアナウンスされたときはみな、パニックでしたが、守ってもらっているということで、我慢してみんなで頑張らなくてはと思っています。
ビンスと、テニスコーチ、という職業について話をしました。
ビンスは単なるテニスコーチにはなりたくなかったのだそうです。
テニスコーチはたくさんいます、テニスコートを借りてテニスだけを指導する人もたくさんいると思います。
単に生活のため、ビジネスでする人もいると思います。
ビンスは自分のクラブを経営して、レッスンしたあとも子供たちが習ったことを練習したり交流したりできる場所、みんなが大きなファミリーになれる場所を作りたいと思っていたそうです。
それはしっかり実現しています。
そして自分自身もいつも学びながら進化していける場所にしたかったのだと思います。
うれしいことは、最初はレッスンでも何か指摘されるとうつむいて、聞きたくないという表情だったり、反発したり挨拶もなかった若者たちが、きちんと目をみて、挨拶してくれるようになったこと、ビンスに、みてーひげそってきたよ、とか時間通り遅れずに来たよ、といいに来てくれること。そしてそういう生徒たちはテニスも上達しているんですね。そのうちの二人の男子生徒は今年からアメリカの大学にテニスで進学することになりました。とてもうれしいことです。