バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

遠征する意味

2015-05-29 10:44:00 | テニス留学
28日のブログに、思いもよらないことが実は上達につながっていた、ことについて書きました。
実はその紙とペンでの練習は、オーストラリアデイビスカップの練習の1つでもあるのです。

来週の木曜日から行くフォスターの遠征についても同じことがいえます。
通常遠征と言ったらITFのジュニアの大会にポイントを取りに行く、あるいはフューチャーズに行ってポイントを取る目的で「勝つ」ための遠征をすることが日本では多いことでしょう。

ローカルの大会、それも4時間もかけてどうして行くの、という思いを持つ人もいるかもしれません。これもまた違う想像力なのです。

このような形の遠征で経験を積み、もっと上のレベルのITFの遠征にも行ってみたいと思う人がいたり、オーストラリアをもっと知りたくて、そしてテニスをしながら現地の人との交流がしたいという目的でもいいし、たくさんの試合経験を積んでいきたい、通常シドニー近郊の大会に出ていない人たちとの試合経験も積める、ジュニアは大人の人との試合をすることで、学べることがたくさんあったり、仲間との友情を深めることもできることでしょう。
また通常のオーストラリアランキングがもらえるオープン大会もあるので、ポイント獲得を目標にしてもよいでしょう。
6月の連休はオーストラリアではこのように地方に試合で遠征をするのが伝統です。

最終目的は、テニスを通じて豊かな人生を、そして人としてさらに成長できるように、と考えています。
ビンスと私も、みなさんに理解していただけるよう、努力していきたいと思います。



その時には気が付かなかったことが今。

2015-05-28 09:37:00 | テニス留学


オーストラリアに暮らして28年近くになるのですが、私の持っている想像力はオーストラリアの人とはまだ違います。
思いつくこと、考えること、まだ日本の常識に制限されていると感じます。
いろいろな国の人と話していると、その想像力、創造力の違いに大きな違いを感じます。
それはテニスだけでなく何に関してもです。

テニス留学する人たちは、きっとアカデミーではこういうことをして、コーチはこのように振る舞い、こういう練習をして、、、という考えは、多少誰にでもあると思います。
何でも受け入れられるオープンな心をもっていれば、その通りに指導がされなくても、それは間違いなのではなくて、こういうやり方、こういう考え方もあったのだという大きな発見になり、それがいろいろなことに当てはまることがわかると、毎日が面白くなってきます。

雑巾の絞り方、お皿の洗い方、洗濯の仕方、人との接し方、友達の作り方、リラックスの仕方、すべてが違いますが、その環境の中で自分でも違うやり方でやってみて、違うこともいいじゃない、と思えるようになると、視野も広がりいろいろなことを受け入れられるようになります。

時にはレッスンの中で紙とペンを渡される、実はその紙とペンを使ってするポイント練習が、半年たってすごい力を発揮するとはきっと、この写真のベンにも想像していなかったことでしょう。途中過程がどうであれ、ビンスを信じてついてきてくれれば、みんな上達できるんですよ。


フォスターへの遠征

2015-05-27 13:21:00 | テニス留学


来週からフォスター、タンカリーに遠征をします。2年ぶりの遠征ですね。

トーナメントは会場が2つで、男女のオープンシングルス、ダブルス以外にもたくさんの種目があり、誰もが参加でき、たくさんの試合ができるため選びました。

またシドニーより北に4時間ほどいったところなので、少し暖かいし、海はきれいだし、と普段と違う場所で少しのんびりしながら現地の人と交流したり、自炊したり、仲間とさらに仲良くなったりと、いろいろできる4日間ですよ。

よいお天気になりますように。

10歳以下スペシャル2

2015-05-24 13:08:00 | テニス留学
今年これで4回目の10歳以下、アカデミースペシャル10歳以下の大会を開催しました。
これはアカデミーが個人的に主催している大会です。
何人ものご父兄から、次はいつ?と聞かれたので、大会のない週に企画してみたら、たくさんのエントリーがありました。

ランキングやポイントにとらわれず、テニスを楽しみ、クレーコート、ハードコートで試合ができることがよい経験になるようにと、どのグループでも1位と2位はメダルがもらえ、ポイントが1位2位に近かった人にはプレゼントを用意しました。

お天気もよく、バーベキューもたくさん売れました。



冬に向かっていますが、日中はとても暖かいです。

夏休みのテニス留学3

2015-05-22 15:05:00 | テニス留学


日本から戻ってきて3日目になりますが、日本にいて感じたこと、オーストラリアに戻ってきて感じたこと、いろいろあります。

日本から留学される方、それもあまり海外に行ったことのない方にとっては、外国って野蛮なところ?と多少不安に思っている方もいるかもしれません。
こちらでのルールをきちんと守り(現地の人のいうことをしっかり受け入れ)挨拶をしっかりしていれば、まず合格です。
そしてオーストラリアの人はきっと皆さんが想像している以上に親切な方が多くて驚くことでしょう。

特にアカデミー関係の方、ホームステイでみなさんをお世話してくれる方、大学の宿舎の方はその中でも特別によくしてくださる方たちばかりが集まっています。
あとはみなさん次第、テニス留学をどのようなものにしたいかは、すべてみなさん次第です。