バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

テニスにたくさん貢献する人たち2

2019-04-27 15:20:00 | テニス留学


写真はレイトンの息子クルーズくんと大会2回戦で当たった台湾からの留学生サムくんです。
緊張していると言いながら、写真撮ってと頼める勇気があったのはさすがと思いました。smilesmile

アリシアモリックさんが指導を始める前にクラブハウスに貼ってある日本の雑誌の切り抜きのサーブの連続写真を見ながら、これ、ほしいなあ、もらえますか?とビンスに話をしてきて、サーブの技術について話が弾んでいました。

オーストラリアの人たちのフレンドリーさや親切心にはいつでも救われます。
きっとこれから留学する人たち、今留学している人たちも日々感じていることだと思います。
日本と違ってただ待っているだけでは情報は入ってきません、自分から積極的に、話しかける、聞く、探す、そういう経験から何か発見できた時はとてもうれしいし、新しい人間関係が築けたときもうれしいと思います。それが面倒だと感じても、日本に戻ったとき自分の変化に気が付くはずです。単なるテニスの上達や英語取得はどこにいってもできますが、テニスを通じてテニスや英語だけでないものが学べる場所は少ないと思いますよ。

テニスにたくさん貢献する人たち

2019-04-26 14:09:00 | テニス留学
オーストラリアではこの時期はイースター(復活祭)そしてアンザックデー(戦争記念の日)と祭日が続き、中学高校もお休みですので、たくさんのジュニアの大会が各地で行われています。
そのジュニアの大会にはレイトンヒューイット選手の息子さんが出ていたり、その試合の応援にレイトンの妹さんのジャセリンやレイトンのお父さんお母さんまで応援する姿があったり、またアカデミーのコートではフェデレーションカップ監督のアリシアモリックさんが指導するキャンプが行われたりと、世界のトップクラスにいた選手たちが、一般の方たちととても身近に、フレンドリーに接するところをたくさん見かけます。

お客さんのことを自分の家族や大親友のように扱うのが、こちらのカスタマーサービス、、、お客さんは神様ではないのですが、それでもとにかくフレンドリーにあたかも、ずっと知り合いだった人のように接することが普通、テニスでもフェデレーションカップの監督でも、元世界一でも、サインを求められたり写真を撮ってと頼まれても(頼みやすい雰囲気だし)気軽に応じる、そしてテニスのためにたくさん与えようとしているのを見るのはとてもよい気分にさせられます。こういうオーストラリア大好きです。



各地でジュニアの大会

2019-04-24 20:17:00 | テニス留学
イースターマンデーはアカデミーでジュニアの10歳と12歳以下の総当たり戦を行いました、過去最大のエントリー数72名、その上とてもよいお天気でした。
サマータイムも終わり朝晩は涼しいですが、日中はまだまだ暑いシドニーです。

ジュニアの総当たり戦をほぼ毎週アカデミーで運営していると、いろいろな国籍の子供たちがいて、年々名前の発音が難しくなり、なんて発音すればいいのだろうと(英語の名前でないから)ということが多くなってきました。
それでもオーストラリアにいる限りは、すべてオーストラリアのやり方で行いますが、選手用にバーベキューのお肉を売るときも、宗教の関係でお肉が食べられないから、チキンのソーセージ希望の人もいます。

オーストラリアの人はそれでも違う考え方や文化、言語をやさしく受け入れるとても寛大な人たちだといつも思います。
もちろんマルチカルチャーな国なので、それは当然のことなのかもしれませんが、これだけいろいろな人種がいる中、その人の文化やバックグラウンドを尊重する姿勢は素晴らしいと思います。

もちろん誰もが自分の生まれ育った国が一番よいと信じているし、誇りに思っています、でも住めば都とも言うように、この国に住んでこの国の良いところをたくさん見て、知ってほしい、多様性を受け入れ、今まで出会ったことのないタイプの人も受け入れ、うまく付き合えるようにしておくと、日本に帰ってからそれはとっても大きな武器になると思います。




ハッピーイースター

2019-04-21 20:08:00 | テニス留学
現地のスクールホリデー2週目に入ります、そして日本ではあまり知られていない、イースター、復活祭です。

イースターは4日連休になりますが、最初の金曜日、グッドフライデーは、お肉を食べられない日、すべてのお店は閉まっていて町中は静かでした、土曜日にはまた通常通りになり、そしてイースターサンデーもまたお店は休みになり静かな一日です。

現地の人はこういう時に家族で集まり近況報告などしながら、ゆっくりと時間を過ごします。



今月はクレーコートの大会が各地で行われるため、クレーコートのレンタルのお客さんが多くてうれしい日々です。

あの小さな男の子は今。。。

2019-04-19 12:39:00 | テニス留学
このウェブサイトに紹介されている留学生のマサ君、4月から社会人として日本で仕事をしています。
マッコーリー大学の卒業式に出席するためにオーストラリアに戻ってきて、アカデミーにも顔を出してくれました。

15歳の時、よく”あの小さい男の子上手ね”と、小さい、を形容詞で使われていたその男の子は、実はとっても大きな男の子、ではなく大きな大人に成長しています。身長が伸びただけなのではなくて、彼がとても大きく見えるのです。

英語も話せなかったし、ホームステイをしながら日本では想像もつかない出来事に出くわし、最初のうちは試合では勝てなかったし、病気になったり、けがをしたり、入院した時が一番つらかったのではないかとも思います、勉強も大変だったはず、それでもすべて自分で乗り越え立派に周りから頼りにされる、社会人(リーダー格)となった姿を見てとても感動しました。9年もオーストラリアにいたから日本ではどうだろうという私の心配はすぐに消えました。

テニス留学ってプロになる人だけのものではありません、誰でもウェルカムです。またテニスが上手になるだけのものでもありません、オーストラリアでいろいろな人と関り、それを受け入れ、いろいろな考え方を知り、失敗もたくさんして、テニスのトレーニングを通じて培った多くのことが、実は生きていくためにとても大事な力となりこんな風に活かされる素晴らしいものだということを私自身再認識できました。

すべてはご両親のサポートなしには達成されませんでした、養子に出した息子のつもりですから、と言って9年間すべて任せてくださったご父兄、私たちを信じて任せていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

きっと彼はもっともっと大きくなれると思います、第二の父母として、オーストラリアから応援しています。