バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

正直であること

2019-11-30 14:01:00 | テニス留学


11月最後の土曜日です、明日から12月早いですね。写真はビンスにカードをくれたイーサンくん、6歳です。

去年の中ごろに初めて出会ったブライアンという青年がいます、カナダやアメリカでずっと勉強しテニスもしてきた人で、まだ23歳、マッコーリー大学のカイロプラクターのコースに通っています。
声だけ聞くとどんなにアメリカンな人なの?と思いますが、彼は中国系で中国語も話せます、アメリカに行ったばかりのころは英語がそんなに話せなかったなんて信じられないぐらい。その上テニスもとてもレベルが高くて、カナダでシャポバロフ選手とも一緒に練習をしていたぐらいのレベル。

大学の授業だけでもとても大変なのにレッスンのお手伝いをしてくれていますが、彼は時々失敗をします。でもその失敗を指摘すると、ものすごく素直に、やってしまった、ごめんなさい!と、必ずそのミスを認めて必死であやまります。この彼の姿が私はとても好きです、絶対言い訳はしないです。その人に誠意があるかないかがこういうところに出ると思います、だから失敗をしても許される、だれしも人間ですから失敗はしますよね、その素直さ、誠実さ、正直さが私はとても好きです、そしてこれがオーストラリアの人も好きなスタイル、失敗は悪いことではないですよ。

ポジティブを態度で示す

2019-11-28 09:57:00 | テニス留学


最近私はボークス重子さんのファンで、彼女のフェイスブックの投稿はいつも見ているし、本も読んでいます。大変参考になる内容で、この本に出会えたことに感謝しています。

その中に留学生に伝えたいコメントがたくさんありました。
英語の重要さは日本ではどこでも言われていることなので、みんなわかっていると思いますが、そうすると留学したくても、英語ができないから、、、と躊躇する人はきっと多いと思います。
でも大事なことは語学力ではない、とお返事していますが、本当にその通りだと最近感じています。(もちろんできることはとても大事ではあるのですが。)

言葉が完ぺきに伝わる日本人同士でも、あの時はああいっていたのに、、、実は行動を見ると違う、ということはいくらもあると思います。
だから英語で完ぺきなコミュニケーションができなくても、相手に与える印象、楽しんでいる、今の練習が好き、楽しい、自分には誠意がある、悪意はない、という良心的でポジティブな気持ちを表現する方法を自分なりに考えて、行動すれば、いくらでも友達もできるし、国際交流できると思います。

一般的にオーストラリアの人たちはみな親切で、人に譲りますし、困っている人がいると助けてくれます。
そのやさしさからまた、学べることもあり、あーやっぱりオーストラリアは素敵な国なのです。




オーストラリアは素晴らしい国2

2019-11-19 13:54:00 | テニス留学
今週の火曜日も暑い1日となりました。

12月になるとこの素晴らしいオーストラリアの夏の時期にたくさんの留学生がアカデミーに参加します。
12月と1月が1年中で一番楽しい時でいつも楽しみにしています。

留学を成功させるために、何より大事だと思うことは、オーストラリアを尊重することだと思います。
英語でいうとリスペクト。
そのリスペクトの一言がすべてを物語ってくれます。

もちろんこの国はいろいろな人種が混じり、いろいろな言葉で会話がされていていろいろな文化を受け入れていますが、オーストラリアの伝統、オーストラリアでのルール、オーストラリアの人が大事にしていること、物事の価値観などなど、最大限に受け入れる努力をし、それをリスペクトする姿勢はとても大事だと思います。
自分は日本人だから知らない、自分は日本人だからこうする、というのではなく、オーストラリアの人がするようにふるまったほうがいいです、それが勉強になるし、この国で自分を受け入れてもらっていることに感謝しながら、楽しいオーストラリアでの日々を過ごしてほしいと思います。そしてそれが留学で一番意義のあることです。

オーストラリアの人はあまり英語がそんなにうまく話せないこととか、まったく気にしていません。前にオーストラリアの人に道を聞かれた、といって驚いていた生徒がいましたが、いろいろな人種がいるし、とにかくみんな仲間なんです、あなたは外国から来た人、という見方はしないですね、オーストラリアの人はそういう感覚なんです。そこがまたオーストラリアの素晴らしいところです。smileok


オーストラリアは素晴らしい国

2019-11-18 08:00:00 | テニス留学


オーストラリアの夏休みがもうすぐスタートします。
長い楽しい夏休み、自分の国に帰国する人、ホリデーに行く人、いろいろです。
オーストラリアの中学や高校に留学しながら、毎回ホリデーで帰国する人もいて(年に4回)私の時代から考えると考えられない優雅な生活だと思います。

オーストラリアはラッキーカントリーと呼ばれ(最近は聞かないかもしれせんが)この国に何としてでも住みたいという人がたくさんいます。
そのために大学の学部でこれを勉強したらビザがとれるとか、こういう職種なら、と素晴らしいオーストラリアにどうにかして長く滞在したいと思う人がたくさんいます。
オーストラリアの人でもこちらの冬(7月)は海外で過ごし、暖かい時だけオーストラリア、という人もいます。

オーストラリアで私が好きなところはたくさんあるのですが、その中でもスポーツの、競争心の強さ、すっきりさっぱりの精神、はっきり言うけどそのあとはあとくされなく、忘れる、というところが大好きで、毎週のようにお隣のシドニーFCに所属するプロサッカーの選手がテニスコートを借りに来ると、大きな声でカモンという声が聞こえてくるところ、真剣勝負ですがそのあとはまた仲の良い友達。smile

スポーツに関してはただただ練習はしません、ここが日本から参加する人たちが最初戸惑うところだと思います、テニスは単にテニスコートでの練習だけではなくて、先日のようにみんな一緒に食事をする時間、そういう時間を共有することの重要さ、そこでテーブルマナーも学び、周りに気を遣うことを学び、西洋では食べ方が大きな意味を持つことも学び、、、、そのようにして自分への思いや考え方が少し変わり、人としても変わり、テニスが上達するのだと思います。

自分が小さかったころ、何気ない時間であったけれど、今だからわかること、おじいちゃんおばあちゃん、そして両親と弟と一緒に過ごした食事の時間の貴重であったこと。
だからバークレーアカデミーでも何気ない時間が、実はあとになって貴重であったことに気が付いてもらえるのだと信じてがんばります。


センコーカップ予選

2019-11-17 10:28:00 | テニス留学
毎週日曜日は総当たり戦、センコーカップにつながる試合を行っています。
毎週のように来てくださるファミリー、トロフィーがいくつも家にあるといっているジュニア、時間があるときにコートに出て選手の写真を撮り、フェイスブックに出していますが、クラブハウスにいるといろいろなファミリーがいろいろな相談に来ます。

今のやり方で上手になるのかなあとか、子供が言うこと聞いてくれないんだーとか、ほとんどがほかのクラブに所属しているご家族ですが、この場所が悩み相談の時間になり、そこでビンスが対応していますが、いつも楽しい会話になります。
決してビジネスにつなげるための会話なのではなくて、人生の先輩として、親として、自分がやってきたことを伝えています。

そしてこのラウンドロビンは、”子供たちの成長のため”に行っていることを強調し、単に勝てるだけがいいのではない、勝てなくても次頑張ればいい、テニスは続けるんだよ、と残念賞を渡しています。

本当に日曜日の午前中は楽しい時間で、子供たちもかわいいし、その成長を見るのも楽しいです。
負けたといって泣いていた男の子が何か月かしてうれしそうにトロフィーをもらう姿、最後のプレゼンテーションの時間はご父兄もみな興奮気味で、ビンスに、私のカメラで写真を撮るのが最初だから写真は待って、と言われても、それを守ってくれるご父兄は少なくbreakトロフィーをもって写真に写る姿をとても誇らしく思っているのがよくわかります。