今年の夏はまったく夏らしくなく、雨が多く、どんなお天気になるのか想像がつかない日々です。まだコロナの制限があるので、自由に旅行したり、行動ができないのはつらいですね。まだ夏をエンジョイできないまま終わってしまいそうです。
この2年間日本の留学生なしで、現地の若者と多くかかわる日々に気が付いたことがあります。まず何よりも英語が上達しました。
日本の留学生のためにどうやったらわかってもらえるだろうか、どういうたとえを使って説明をすればわかりやすいだろうか、そして大事なポイントは、、、と考えていた時間が今役に立っています。
オーストラリアのやり方を尊重すること、何かを学ぶにはコップをからにしてから、テニス強くなりたいなら、まず人としての姿勢、、、などなど。
この2年で自分が試行錯誤したポイントは、留学生特有ではないということに気が付きました。
たとえば友達がいるからある特定の日のスクオッドに参加したい(自分だけ他と違うことにチャレンジをしたいとか、こうしてみたいという強い思いよりもたくさんの友達が参加するからそこにいたい。)テニスの上達やラケットの選び方、などにもご父兄が最近はグーグルで何でも調べられるし、固定観念を持っていて、なかなか違った(正しい)考え方を取り入れようとしてくれなかったり。結果ばかりにこだわって子供に対してネガティブになったり、怒ったり、必要以上にお子さんを守ってしまって週末の大会では相手をこうしてくれ、この人とは対戦させないでくれ、時間を朝早くにしてくれ(暑いから)など言われることもあります。
テニスで一人とびぬけて強くなろうと思ったら、こういうことはもちろんNGです、それもわかってもらえるようご父兄と話ができるのは日本の留学生をみてきた経験と自分の子供たちがテニスにずっとかかわってきたことがあるからだと思っています。
もちろん自分だって完璧な子育てをしたわけでもないです、少しでもその経験に耳を傾けてくれるようにと願いながら接しています。
写真はコーチのデイビット、去年の末からチームに加わったとても優秀な経験豊かなコーチであり、典型的オージーです、彼に任せたら何も心配する必要はありません。小さいこと気にしないし、多少の雨であろうが、コートサーフェス変わろうが、できることをできる環境でしっかりやってくれる、不平不満一切言わない静かな達成者です。
そして何より彼自身が指導する環境をエンジョイしています。好きであることは大事ですね。