良いふるまいは言葉を超える

２月も最後の日になりました。

日本との国境が開き留学生の受け入れを再開しますが、以前よりさらによくするために何ができるか？考えています。

留学を決めるまでに必ず聞かれる質問、”英語はまったくできませんが大丈夫でしょうか”ということについて、考えていました。
過去の留学生で英語が話せた人は数えるぐらい、たぶん９０パーセントの方たちが、英語がわからない状況で参加されています。

２年以上留学生は来ていませんが、オーストラリアに住んでいる人でも英語がわからない、まったく話せない、通じない人もいます。グーグルで調べてみるとオーストラリアの７２パーセントが英語を母国語とするネイティブスピーカーだと出てきます。
強い癖のある英語で話す人もたくさんいます、何を言われているかわからない時もあります、でもその人の良いところ、人柄の良さ、やさしさや誠実さは言葉が通じなくても行動で伝わります。

日本から留学される方たちにはそのことを忘れないでほしいと思います。

テニスの実力より、人として姿勢のほうがずっと大事、昨日のブログの続きになりますが、ふるまい方はとても大事です。人が見ていないところでも。

そして正しいことにこだわることも大事です、堂々とルールを破って自分の国なら大丈夫だから、という振舞い方ではなく、どこにいってもその場所をリスペクトする姿勢、大事です、そしてそれは言葉ができるできないとはまったく関係ないことです。
言葉が完璧にできてもとても失礼な方もいましたから。

昨日は９０パーセントの降水確率、なのにまったく雨は降らず通常のジュニアのUTRを開催できました。

結婚記念日に思うこと。

今日は結婚記念日、３４年目です。

今年のシドニーのお天気は雨ばかり。日焼け止めを塗る日がとても少ないし、プールにはまだ一日も入っていません。

少しずつパンデミックから抜け出せそうな日々、、、、まだ何が起こるかわかりませんが、日々無事に過ごせることに感謝したいと思います。

いろいろな人に出会い、オーストラリアのマルチカルチャーに触れ、少しでも自分らしく、それでいて多様な考え方見方を受け入れたいと思う日々。

そしていろいろなタイプの人とのやりとりも、日本式では自分の本意が伝えられないこともあり、はっきりノーという勇気も大事。
はっきり言えるようになると、不思議と周りはこちらの意見をリスペクトしてくれるようになることにも気が付きました。

若い世代とかかわりながら今思っていること、それはどんなにテクノロジーが発展して、時代が変わっても正しいこと、の基準は変わらないと信じています。
基本的な人として大事なこと、アッシュバーティーさんが言うように、テニスで強くなるより人として良くなる方が大事、その言葉の意味をいつも考えています。

その正しいことの基準は私の両親、祖父母から教えられました、その基準がどうかずれないで、アカデミーに来るジュニアのテニスに関わるみんなが、よい人生をおくれるように、と願いながら、貢献できるように何歳までもこの場所にいたいと思っています。９２歳で亡くなる前日まで働いていた父のように、そして８０歳で亡くなるその日まで、仕事をしていた祖父のように。

日本から留学ができます。

昨日行ったジュニアのイベントでのとってもよい笑顔です。
この笑顔を引き出す魔法はビンスのおしゃべり、、、、なかなかの技術がないと引き出せないこの瞬間をとらえたくて、いつも待っている私です。

予報は一日雨でしたが、５時まで雨は降らず試合ができたとてもラッキーな１日でした。
今年の夏は暑くなくて、４０度で暑すぎる日が一日もありません。
夕方になると涼しくなり上着を着る日のほうが多かったかもしれないです。

日本からも観光ビザでオーストラリアに入国が可能になったので、短期のテニス留学を再開します。ワクチンを２回うっていることが条件になります。
詳しいことを知りたい方はどうぞメールください。

このジュニアの大会の表彰台で、トロフィーをもらうとき、ビンスは子供たち一人一人にスピーチして、と言います、テニスコート以外でも大事なこと、しっかり自分の意見を持ち、自分でしっかり話ができること、昨日はとても上手にスピーチした男の子が一人いました。そうかと思うと本人ではなく、ご父兄が代わりにあれこれ言いに来るケースもありました。

近いうちに日本の若者がここでオーストラリアのジュニアと交流ができそうですね。
楽しみにしています。

そして新しい３０周年のアカデミーのシャツもできましたよ。赤と白は日本の色でもありますね。フェイスブックの写真をご覧ください。