バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

1月31日

2008-01-30 12:53:19 | ノンジャンル
1月も最後の日となりました。
暑さは続いています。sun
明日から皆はゴスフォードのオープン大会があります。また今週から男女共にITFのプロサーキットがスタートし、上のレベルを目指す選手たちはビクトリア州のミルジュラという町に集まってATP,WTAポイントの獲得を目指しますmoney

この2日間オーストラリアの私立の学校について書きました。
ただ単に学校テニスをしてテニスだけが強いとか、ただ単に進学校に入って成績だけよくていい大学に入る、オーストラリアでは特に勉強だけ、、、というのは高い評価を受けません。
社交性があったり、ユーモアのセンスがあったり、スポーツで何か得意なものがあったりした上で勉強がとてもよくできる、バランスのとれた人が一番評価されます。

カソリックの人たちは人に多くを与えるということを以前書きましたが、デイビットの学校もカタリーナが通った女子校も神聖なカソリックの学校でほとんどがカソリックの洗礼を受けている生徒です。助け合う精神、貧しい人を助ける、困っている人たちに寄付をする精神が常にあります。また正義を主張します。この「正義を主張する」というところが私は大好きで、私はもう少し日本の若者たちが正しいことを主張したり自分はこう思う、こうしたいのだ!という強い意志を見せてもいいのではないかな、、、と最近思っています。
うちでホームステイをお願いしているファミリーにもカソリックのファミリーが4件、いつも貧しい国に洋服を寄付しているウォルターさん、生徒でも家族と同じ扱いをしてくれるマリア、いつでも他人に暖かいブロンワンさん。留学生は皆バークレーアカデミーの広いネットワークを通じて、このような寛容で暖かい人たちに守られながらsmile無事に楽しく、そして正しい道に導かれながら、オーストラリア留学生活を送ることができています。それは決してお金に換えられるものではないと思います。girl2girl2

    
(おととい到着したケンジュニア、ビクターに日本であった事件を英語で説明してと言われて、、、、。)

1月30日

2008-01-30 09:18:56 | ノンジャンル
    
朝9時の時点で23度を越す暑さ、昨日も30度を越していました。今朝はオーバルでフィットネストレーニング。sun

昨日のブログにオーストラリアの学校のシステムのことを書きましたが、昨晩ビンスの親戚が長男のサムをシドニーの寄宿制の学校に通わせるために車で6時間かけて家族でやってきました。娘さんも3人いてまだ小学生なので現地の学校に通っていますが、中学1年から3人ともシドニーの寄宿制の私立の女子校に予約済みだと言っていました。今週の土曜日はサムの学校対デイビットの学校でスポーツ対抗戦が行われます。

私立の学校のよいところはスポーツだけでなくrugbybasketball個性を伸ばしてくれるところ。デイビットの学校を卒業した人の中にも俳優になった人、スポーツの奨学金でアメリカの大学に入った人、テレビのプレゼンターになっている人、弁護士になった人、いろいろです。学力で入学を決めないので、あらゆるレベルの学力の人が集まるわけですが、どんなレベルの人もちゃんと最終的には勉強ができるように学校が生徒をプッシュしてくれます、少し遅れ気味の人は朝早めに行って補修を受けたり、午後残って補修ということもあります。pc

オーストラリアは移民の国なのでいろいろな文化を受け入れる寛容な姿勢があります。私がこの国のスポーツを見ていて好きなところは他人を励ます精神です。人をたたえる、誉め、励ます強い姿勢があり、能力重視ではない、一生懸命やっている人をばかにしたり、けなしたりすることは絶対許されないという強い精神があります。(テニスの試合で相手がミスしたときに拍手してはいけない。自分の相手であってもいいショットを打ったときにはナイスショットといって称える。clap
そして特にカソリックの人たちは見返りを求めず、人に与え、他人を助けます。ビンスもカソリックであり、彼のテニスへの姿勢や人生への考え方もまったく同じです。日本の皆さんにはたくさん学ぶことがありますよ。私も日々留学生のつもりで学ばせてもらっています。20年たってもいまだに違った考え方、新しい発見があります。





1月29日

2008-01-29 12:27:23 | ノンジャンル
今日から新学年、新学期がスタートです、明日からスタートする学校もありますが、デイビットは今日から制服を着て出かけました。空港もすごい人でした、長いホリデーを終えてシドニーに戻ってきたのだと思います。

オーストラリアの学校のシステムについて今日は少し書きます。
中学高校は私立、公立とあります、日本と大きく違うところは学力によって選ばれていく学校は少なく(こちらで選抜校と呼ばれる公立の中学、高校もいくつかありますが少ないです。)公立は住んでいる場所によって選択でき、またカソリックの家庭の子供は近くのカソリックスクールに通います。

有名私立校(こちらは中学高校が一緒)に入りたい場合、子供が産まれたらすぐに予約しないと入ることができません、もっと早く、妊娠して性別がわかった時点で予約を入れる人もいるぐらいです。学力ではなく予約の順番と親戚で誰かその学校を卒業したとか、親が卒業したとか、知っている人がいるとかが基準で入ることになります。子供のために最高の教育を、、と願う中流以上の家庭は子供が5人、6人といても私立に小学校から入学させます。

公立と私立何が違うか、日本ではそれほど大きな違いはないかもしれませんが、こちらでは就職や「しつけ」で大きな違いがあります。よくビンスが使うたとえは、高級ブランドのハンドバッグを買うか、スーパーのバッグを買うかの違い、ということですね。大学を卒業したかよりどの高校に通ったかが彼らの1つのステータスになります。
うちのデイビットが通う学校には寄宿生もおり、地方に住む子供たちが中学1年生から親元を離れて学校で寝泊りして共同生活を経験し、勉強とスポーツに励んでいます。

日本で育った私が子供をオーストラリアの私立の学校に通わせていて一番感じる大きな違いはスポーツ。スポーツへの姿勢と絆。特に男子校は土曜日の午前中はスポーツをすることが必須であり、学校同士の対抗戦があります。また勉強もできてスポーツもできるということが本当の優等生であり、生徒会長になる条件にも、学校のスポーツで一番上のレベルにいることとされています。

サッカーやラグビーの学校対抗の試合でも、テニスの試合でもきちっとユニフォームを着た男子生徒がお互いに励ましあいスピーチをして相手の学校を称え、最後に握手する姿はとても素晴らしく見ていてとても気持ちのいいものがあります。
クリケットをはじめとするチームスポーツでオーストラリアが強い理由がそこにあるように思います。勉強さえできればいいという考え方はオーストラリアにはありません、スポーツを通じて社会を学び、しつけられ、人との関わり方を学び、立派な紳士に、、ということでしょうか。今週の土曜日から始まるGPS1のテニスの試合を(今年で最後になるので)とても楽しみにしている私です。オーストラリアではスポーツは生活の一部です。



1月28日

2008-01-28 07:57:31 | ノンジャンル
全豪もジョコビッチの優勝で終了しました、帰国するカズくん、そしてハハのファミリー。
とてもさみしいものがあります。
今回はじめて中国からのジュニアをあずかって、これからも続くように、そしてハハもとてもビンスを気に入ってくれたので、また参加してほしいと思っています。
カズくんは空港に着いた途端、あーついにこの瞬間がやってきてしまった、、、、と辛そうでした。

今日は月曜日ですが、土曜日がオーストラリアデーの祭日でしたので振り替え祭日です。試合で遠征していた人も多いので今日は自由ということでレッスンはなしで、練習に来たい人だけ来ることになっています。

それでも朝からビンスはカタリーナとコートに立ちレッスンをしています、デイビットはクリストンとマッチをしていて、ブレットもプライベートレッスンをしています。


(コート10,11,12番は現在リーサーフェス中、お休みの日にも働いてくれるお兄さんたち3人のおかげでもうすぐ完成します。)

1月25日

2008-01-25 10:36:11 | ノンジャンル
今日でキッズのテニススクールも終了。フィルが作ったソーセージをパンにはさんで食べてその後表彰式。
お天気はいまいちですが、子供たちは楽しんでいます。

昨日の全豪オープンのソンガ選手のテニスは素晴らしかったですね。グランドスラムに出たのが5回目、他のATPツアーでのタイトルはまったく持っていなくて、グランドスラムで決勝まで進んでしまいました。

男子5名は今日からニューキャッスルの大会に出ています、どうなったでしょうか。
試合に出ていない人はジュニアの大会に出たり、ビンスのレッスンを受けています。

そして明日はオーストラリアデー、月曜日が振り替え祭日になり、水曜日から待ちに待った(??)学校の1学期がスタートします。
全豪が終わって新学期が始まると夏も終わりかな、、、という感じがしてきますが、まだまだ暑い日は続きますよー!!