バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

日本人の比率

2017-07-31 12:46:00 | テニス留学
日本から海外に留学をする際に、よく聞かれる質問の1つとして、日本人がどのぐらいいるのか?ということがあります。

私が初めて長期で留学した学校には日本人はわりといましたが、私は自分のやるべきことだけに集中していて、現地で知り合ったオーストラリアをよく知っていた日本人の方に現地にいないとわからない情報をもらい、たくさん助けてもらいよい留学になりました。

その時代から20何年もたって、留学が以前より身近になり、そのためのエージェントも増え、情報はインターネットから何でも得られるようになりました。
日本人の少ない場所がいいのか?と考えると、単にそういう問題ではないと私は思います。
ネット上にはたくさんの情報が流れていますが、その中で自分で判断をしていく必要もあります。

留学をする人たちは、それぞれの目標や目的があって留学をしていて、それなりに強い信念を持って海外に来ていますから、モチベーションの高い人たちと一緒に過ごせることはプラスになり、また現地にいる日本人だからこそわかりあえること、得られる情報もあります。

最近感じることの1つに、単に英語を日本やほかの国でマスターしたからと言って、それをそのままオーストラリアで使うことができる人が増えても、やはり生活習慣や、考え方は違い、ふるまい方も違い、オーストラリアの人はこういう人が好き、とかオーストラリアではこうすると好かれる、こうしたほうが受け入れてもらいやすい、こういうことは言わないほうがいい、良い感情表現の仕方などのアドバイスは現地の人たちと単に一緒にいるだけでは、気が付かないままの場合もあるでしょう。

またもっと大事なことは、何が正しいのか?本当に正しい方向に導いてくれる人に出会うか出会わないかはとても大事で、そうでないとこのオーストラリアを勘違いしたまま,またオーストラリアの本当の良さ、本当のオーストラリアのテニスの良さを知らないまま、留学を終えてしまう人もいるのではないかと思います。

限られた時間を有効に使いながら、留学を有意義なものにするために、現地にいる日本の人のアドバイスは欠かすことはできないものと思っています。

バークレーアカデミーはジャパニーズフレンドリーな場所です。

外国に一人ぽっちで英語が多少わかるからと行って、飛び込んでも、習慣も知らず、自分のアピールの仕方も知らず、意見の伝え方もわからないままで苦労し、苦労もある程度大事ですが、苦労しすぎたがために時間を無駄にしてしまうこと、またお金を余計なところで使ってしまうこともあると思いますので、このアカデミーではよりよく留学生活を送れるようにするためのヒントがたくさんもらえる場所です。

最近アカデミーを訪問した3人目のグランドスラムチャンピオン、ビルボーリー氏です。ロッドレーバーさんに勝ったこともある、というビルさんも日本でレッスンをしたことがあるそうなので、日本の人たちにはとてもフレンドリーに接してくださいます。



最高25度

2017-07-30 12:24:00 | テニス留学
今年の冬は本当に暖かく、雨も少なくてとても助かっています。
10歳以下の総当たりトーナメントを行いました。
最高気温は25度、とても暖かくて、記録になる暖かさだったそうです。



長期留学中の一成君のお母さまと弟のりょうまくんが1週間ちょっとの間でしたが、29日までアカデミーに滞在され、一成くんの学校やホームステイを見学されました。りょうまくんはビンスの個人レッスンやトレーニングも受け、最終日にはオリンピックパークで行われた12歳以下の総当たり戦にも参加することができました。14歳以下は一成くんが優勝しました。

こちらのご家族とはお父様のテニス留学時からのとても長いお付き合いになりますが、テニスを通じてこんなに長くお付き合いができることに感謝しています。


元グランドスラムチャンピオンと一緒にドリルができるアカデミー

2017-07-25 15:25:00 | テニス留学
この写真を見てどの方が元グランドスラムチャンピオンかわかるでしょうか。

ダブルスのタイトル11、シングルス2、合わせて13のグランドスラムのタイトルを持っているレスリーさんが、みんなと一緒に午後のダブルスゲームやグミのドリルに参加するってほかのアカデミーではきっとありえない、みることはできない光景だと思います。

ボレーのドリルでもさすがに1回もミスはしていなかったです。すごいです。



最後にボレーのヒントをみなさんにお話しいただきました。
毎回アカデミーでテニスをするのをとても楽しみにされているのを、感じます。smile




自分を表現できる場所

2017-07-22 07:23:00 | テニス留学


オーストラリアに来て、日本との違いで明らかに最初に気が付くことは、人々がフレンドリーであるということです。
税関でも、荷物を受け取ったあとのチェックでも、皆とてもフレンドリーに接してくれて、どこか買い物に行っても嫌な印象を受けることはあまりないと思います。
人口が少ないからなのでしょうか、どこにいっても助け合う精神が強い国です。

人種がさまざまなので、いろいろな文化を受け入れる姿勢があるというのも違いの1つだと思います。

そこで生活しながら、日本人が心がけなくてはならないことは、会話の中でわからなくてもわかっているふりをしないこと、わからないからもう一度説明してくださいとか、その意味は何ですか?理解できませんでした、というのは悪いことではありません。そして具体的に「聞く」「質問する」ことも決して悪いことではないということ。また何においても自分から切り開く精神が、オーストラリア生活をとても楽しいものにしてくれるということです。

日本にいると黙っていても情報は入り、物事がなされていき、周りが察してくれる傾向にありますがオーストラリアではそうはいきません。

逆にその質問をすることから、知らない人との会話がスタートするきっかけにもなります、またテニスのレッスンでも内容が広がり、よりよいレッスンになっていくと思います。こちらの学校での授業も同じです。「自分」はこう思う、これがわからない、こうしたい、という自己表現をもっとしていいんですよ。テニスはテニスコートでの自己表現の場所です。

新学期です。

2017-07-19 14:25:00 | テニス留学
3学期が始まりました。

7月最初の2週間は大会やスクールホリデーのレッスンで毎日忙しかったです。
お天気もよくて、今後1週間の予報もほとんど雨のマークはありません。



今週もとてもお天気がよく火曜日はとても暖かくて日差しも強かったです。
ビンスがとてもよいレッスンをしています。

環境を変えるというのはとても大切なことなのだと思います。世界中にテニスを習う場所はあり、世界中どこにでもテニスコーチはいます、きっと同じアドバイスでも環境を変えて違う言い方で、違う角度から言われて考えるのと、いつも同じ環境にいながら練習するのでは大きな違いがもたらせるのでしょう。

成長したいなら、多少普段と違う快適でない場所にいて、切磋琢磨して身に付けたことは、長く自分の中に残り、よい経験としてこれからの人生に大きな意味を持つのだと思います。
またオーストラリアのやり方でオーストラリアのしきたりに慣れていくことで、自分なりの考えを持ち、自分の思いをうまく伝えられる人間にもなることができるのだと思います。

みなさんがオーストラリアのこのアカデミーに飛び込む勇気を応援します。

A good coach improves your game. A great coach improves your life.smile