花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

塩害の恐ろしさ

2011年06月05日 | 学校
海水と同じ3%の食塩水を土にかけて育ててみました。
一度、水で洗浄していますがこのとおりです。
植物はダイズ。植え付けた翌日にはもうしおれてしましました。
数日経つともうこのように葉が変色しています。
枯れたのは濃い塩分を薄めようと細胞内の水分が外に出て行ったためですが
あまりに濃い塩分は細胞の組織にも障害を与えます。
花は私たちに元気や希望をくれます。
でも被災地では、まず花を救わなければなりません。
先月、チームは岩手県山田町の海沿いにある花壇を
チームオリジナルのMNBによる再生技術で処理してきました。
しかしお隣の八戸市にもまだ除塩されていない花壇や公園がたくさんあります。
そこでチーム・レスキューは今週2度目の出動をします。
次からは第1回目の山田町での「土壌再生活動」をご紹介していきます!
コメント

白夜のチョウノスケソウはどこを向くか?

2011年06月05日 | 学校
国立極地研究所が極地研究のテーマを全国の中高校生に募集する南極北極科学コンテスト。
昨年、チームフローラフォトニクスは3つの提案をして
最優秀である北極賞1件と優秀賞2件を受賞しました。
北極賞に採択されたのは「白夜のひまわりはどこをむくか」。
太陽を追いかけるひまわりの蕾は、24時間陽が沈まない白夜ではどこを向くのかという
シンプルでストレートなテーマが評価され、
今年実際に日本の観測隊が研究することになっています。
先日、極地研究所からまもなく実験を行う種子倉庫(ノアの箱船)で有名な
スェーデンのスバールバル諸島に出発するとの連絡が入りました。
観測地のニーオルスンは世界中の研究者が集まる地球の環境センサーともいう町です。
しかしヒマワリは植物防疫等の関係から持ち込めなかったので現地に自生し
ヒマワリのように太陽を追う性質を持つ「チョウノスケソウ」で実験するとのことでした。
さらに驚いたことに日本でも同じような実験をすることになり
チーム・フローラフォトニクスが担当することになりました。
現在は極地研究所と連絡を取り合って実験に必要な機材や植物などの調達作業を行っています。
先日、早々と高山植物のチョウノスケソウが送られてきました。
現在はチームが温室で育てています。
責任重大ですがテーマを提案した2年生はやる気満々です!
コメント