花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

本当の花の美しさとは

2012年01月15日 | 学校
これも名農の温室に咲くラン。
お馴染みのシンビジウム(Cymbidium)です。
ランの特徴のひとつに独特な花の形があげられます。
特に色の違う舌を出したような1枚の花びらは
唇弁(リップ)と呼ばれ、とても美しいものです。
ランは訪れる虫によって受粉を行う「虫媒花」です。
したがって虫を誘う工夫がされています。
この大きく広げたリップは虫が止まるための飛行場。
模様まで変えて蜜の場所であることも虫に教えています。
これをネクターガイドといいます。
この花をハチたちが見ている紫外線フィルターをつけて撮影すると
リップはまた別の美しい模様に見えます。
このサインはラン以外にもあるので、別な機会にご紹介します!
美しいリップが虫のためのサインだとすれば
紫外線で見た姿こそ本当の花の美しさかもしれません。

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名農らん展?

2012年01月15日 | 学校
温室ではらんの仲間が満開です。
これはパフィオフェディルム(Paphiopedilum)。
コチョウランほど一般的ではありませんが、
たくさんのマニアがいるランです。
名農の温室では今、見事な花を咲かせています。
来月2月18日から東京ドームで今年も世界らん展日本大賞が始まります。
毎年、農業高校も参加しているので楽しみですが、
この温室に来るとまるで名農らん展が開催されているようです。
ぜひ第2農場の草花温室をのぞいてみてください!
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